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[山下コラム]「イゴールに比べてどこも劣っているとは思っていない」と豪語するGKフィウーザは湘南の救世主になるのか!?(2016/10/21)

湘南のゴレイロ、87番フィウーザは、ブラジル出身の29歳、185cm/84kg。通訳を買って出てくれた日本生まれの日系3世、11番林田 フェリペ良孝(150cm/44kg)と。

 

チームの来日初得点となったロドリゴの先制ゴールを祝福するフィウーザ。

 

デビュー戦でイゴールとそん色ないプレー

日本を代表するゴレイロといえば、町田のイゴールにとどめを刺す。シュートブロックの能力はいうに及ばず、ロングスローからのカウンターの起点となるセンスはリーグピカイチだ。その能力を遺憾なく発揮して2009/2010シーズンにはリーグ最優秀選手賞(MVP)を受賞。さらにベスト5を2009/2010から2015/2016までの間に4回受賞している。
そのイゴールに「どこも劣っているとは思わない」といってはばからないのが、湘南のフィウーザ。ブラジル出身のゴレイロで、第13節、ホームの町田戦でデビューし、フリーキックをたたき込まれ1-2で敗れたとはいえイゴールとそん色ないプレーを見せたのだった。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

同点となるオウンゴールが決まる瞬間。ゴレイロにとって手の施しようのないシーンだ。

 

森谷のこん身のシュートが手元をかすめる。

 

アルトゥールやチアゴと幼なじみ

「でかいね!」。会うが早いか僕は彼にそういった。間近に見る彼はそびえているように見えたからだ。最初、通訳担当のフェリペと話してからフィウーザを見たから余計そう感じたのかもしれない。それに対してフィウーザは愛きょうのある笑顔で「ありがとう」と返した。試合中も仲間のプレーにそのつど拍手をするなどして、日本にすんなり溶け込みそうな印象を受けた。そう努力しているというより持って生まれたもののようだ。

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