[Fリーグ第16節]フウガドールすみだ・須賀雄大監督「この流れを耐えしのげば必ずチャンスが来るというイメージがあった」(2014/10/23)
上位のチームに勝って会見に臨んだ須賀監督。厳しい試合を振り返って、「自分たちが主導権を握って勝ちにいけるようなチームにしたい」と語った。激戦を物語るようにその表情には疲労感が漂っていた。
Fリーグ2014/2015 powered by inゼリー 第16節
バルドラール浦安 1-3 フウガドールすみだ
浦安市総合体育館 2014年10月22日(日)観客数:1,384人
[得点経過]
0-1 7分40秒 すみだ 10 田口元気
0-2 31分52秒 すみだ 3 金川武司
1-2 36分20秒 浦安 7 中島孝
1-3 38分58秒 すみだ 9 田村佳翔
▼“負けパターン”から“勝ちパターン”へ
フウガドールは17節終了時点で8勝9敗、勝ち点24で暫定7位につけている。特徴的なのは、その9敗のうち8敗は相手に先制点を奪われての敗退だ(14節の大分戦のみ田口が先制点を決めるも逆転負け)。一方で、8勝のうち7勝は先制点を獲って勝利につなげている(7節神戸戦のみ先制点を奪われるものの逆転勝利)。この結果から見えてくるフウガドールは、先制点を獲ると強いが(勝率89%)、先制点を献上すると弱い、ということになる。このことについて須賀監督は6節終了時点で“チームは逆転する力がまだない、その結果”と答えている(リーグで唯一引き分け試合が0というのもそれを裏付けているのかもしれない)。勝ったチームに何を長々といってるかというと、先手必勝、そのことを旗印に試合に臨んだのに、今季好調で史上初めて名古屋以外のチームでリーグを1位で終わろうかという勢いの浦安の前に、またも“負けパターン”に陥りそうだった試合の入り方を伝えたかったから。試合開始と同時に一気かせいに畳みかけてきた浦安。この試合でキャプテンマークを巻いた稲葉を中心に猛攻を仕掛ける。しかし、それをゴレイロ揚石が好セーブを連発し、ピンチをしのぐ。ここで1点でも獲られていたら結果は違っていたかもしれない。それほど浦安のアタックは強烈だったし、経験の浅いFリーグ特別指定選手2人を先発させたフウガのディフェンスはマークがずれ、浦安にゴール前への侵入を許した。失点は時間の問題と思われた。だが、ここで須賀監督が動く。開始3分47秒、通常より早いタイミングでタイムアウトを取ったのだ。
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