デジタルピヴォ! プラス

[Fリーグ第32節]北海道・金井一哉コーチ「ゴールを奪うには戦術だけじゃ無理、個人のアイデアが欠かせない」(2014/1/29)

1_金井コーチ
エスポラーダ北海道の金井一哉コーチ。現役時代はとにかくゴール前で泥臭いプレーをする選手だったが、今はまた水を得た魚のように生き生きとしていた。

 

Fリーグ2013/2014 powered by ウイダーin ゼリー 第32節
湘南ベルマーレ 2-3 エスポラーダ北海道
2014年1月26日(日) 小田原アリーナ 観客:928人

 

[得点経過]
0-1 23秒 エスポラーダ北海道 オウンゴール
1-1 4分26秒 湘南ベルマーレ 10 ボラ
2-1 12分24秒 湘南ベルマーレ 7 安藤良平
2-2 13分18秒 エスポラーダ北海道 17 水上玄太
2-3 38分1秒 エスポラーダ北海道 13 鎌塚聖哉

 

元ファイルフォックスのピヴォ

 

元FリーガーがFリーグの監督なっていく流れが加速しているが、監督の脇を固めるコーチ陣にもその流れは確実にある。金井一哉、33歳。関東であのガロやファイルフォックスでピヴォとしてゴール前で泥臭いプレーを続けてきた男が今、エスポラーダ北海道で戦術担当コーチとして小野寺監督を補佐し、チームを支えている。Fリーガーの誇りを捨ててホペイロのような役回りを務めていた時期もあったが、得意分野を得て、いよいよ本領発揮である。現役時代に比べて体は一回りも二回りも大きくなったが、フットサルへの情熱は衰えるどころか大きくなっている。4試合ぶりに勝利を挙げた湘南戦でのコーチングから始まって、低迷するチームをどう強化していくのかまで突っ込んだ話を聞いた。

 

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

監督とは家族以上に一緒にいる

 

Pivo! 今日初めて、キミがベンチで作戦ボード片手に戦術の指示をしているのを見て正直驚いた。今季の頭からその役回りを担当しているそうだが。

 

金井 そうですね。小野寺監督が信頼してくれているとうのがもちろん、ありますし、僕だけで判断できないので、ほんと、監督と二人三脚でやらせてもらってますね。

 

Pivo! もともと監督のデラさん、戦術的なところは苦手な部分だと会見でも隠さず話していたが、“一番大事な精神的な部分は自分がやって、戦術的な部分は金井にまかせている”といっていた。そういう意味ではいいコンビネーションが築けてる?

 

金井 そうですね。トレーナーを含めて僕らの役割分担を、それぞれが得意なところをやって、チームをひとつにしていこうっていう監督の意思でそうしています。監督はクラブのGMでもあるので、そちらの仕事でどうしても練習に来れないことがあるので。で、監督と同じ事務所なので、常にコミュニケーションとって、今チームに足りないものは何だろうとか、そういう提案をしてもらって、じゃ、こういう練習メニューはどうですかとか。もう、家族よりずっと一緒にいるんで(笑)。監督も“自信持ってやっていいよ”といってくれてるし、僕も迷いなくやってます。監督のおかげでそういう関係が築けてます。

 

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