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[座間コラム]スペイン人監督が増加するアジアでの日本の武器とは(2013/6/22)

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カタール代表を率いるスペイン人監督のミキ。

 

 

写真・文◆座間健司

 

 

第4回アジア インドア マーシャルアーツゲームズが2013年6月29日から韓国・仁川で開催される。アジア室内競技大会とアジア格闘技大会が統合されたので名称が「アジア インドア ゲームズ」ではなくなった。

 

実施競技にはフットサルがあり、日本は男女とも参加する。大会に挑む召集メンバーは男女ともに18日に日本サッカー協会から発表された。

 

女子代表はフットサル女子部門が創設された2007年マカオ、そして2009年ハノイでの両大会で優勝している。女子は2010年から毎年開催されている女子フットサル国際大会「フットサル女子ワールドトーナメント」に参加するなど以前に比べると活動は活発になった。女子フットサルをリードするブラジル、スペインの活動頻度に比べると活動日数は少ないが、男子代表でもコーチ兼通訳を務めた在原正明を監督に強化を進めている。フットサルのコンセプトベースはミゲル ロドリゴの男子代表と同じ。“アジア絶対女王”に他国は並々ならぬ意欲で向かって来ることが予想されるが、2010年、2012年の「フットサル女子ワールドトーナメント」を見るかぎり、日本は世界でも中堅国であり、アジアではそう簡単に敗れることはないだろう。もし他国が女子サッカーの選手を大量投入してきた場合、日本は苦しい戦いを強いられることになるかもしれない。女子代表は個人技に弱いからだ。ただ、その辺りの情報も在原監督が抜かりなくスカウティングをしているに違いない。日本の強さを、そしてミニサッカーではない“フットサル”を韓国の地でも大いに見せてくれるだろう。

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