中国リーグ所属プロフットサルプレーヤー森田達也インタビュー１
森田達也、26歳。中国リーグで活躍する外国人選手のパイオニアだ。現在、同リーグの大連元朝でプロフェッショナルプレーヤーとして活躍している。
森田達也選手は現在、中国（中華人民共和国）の全国リーグに所属する大連元朝(ダーリェンユエンチャオ)でプレーしている。外国人選手としての契約内容についても語ってくれているが、その内容はれっきとしたプロフットサルプレーヤーだ。その森田選手が中国でプレーするようになったきっかけは何だったのか。インタビューはそこから始まった。
まとめ◆デジタルピヴォ! 山下
グイグイ来てるアジアでプレーしたい
Pivo! まず、どういう経緯で海外でプレーしようと思ったのか話してほしい。
森田 もともとは大学卒業したあと普通に日本で就職していて、でもなんかこう、もっとフットサルやりたいなって思ってました。2009年にU-23の関東オールスター戦があって、それに選ばれたんですけど、仕事が急がしくて練習が十分にできず、ぜんぜん動けなかったんですね。でも、それをきっかけに、Fリーグのチームから、来ない? みたいな誘いをいただいて。でも僕は自分のプレースタイルは分かっているつもりでいたし。足が速いわけじゃないし、すごく体が強いわけでもないし、ボールを持ってドリブルがうまいわけでもないんで、飛び抜けているものが１つでもあればそれで、ドン! といけると思うんですけど、そういう選手じゃないし、それだと例えば、年々Fリーグのレベルが上がったときに２年とかでクビ切られて、ま、終わるだろうなと。それで、じゃ、海外行こうかな、思ったんですよ。
Pivo! 当時の所属チームは?
森田 コロナフットボールクラブ/権田です、関東１部の。群馬出身なんですけど、僕、大学が日体大で、校舎が神奈川だったんで、その関係で権田に入りました。
僕、高校は前橋育英だったんですけど、その育英の先輩とかと遊びでフットサルチーム作って大会出てたんです。出ればある程度止めて蹴れるんでほとんどの１DAYで優勝してたんです。で、なんかの大会で、あの背の小さい小山浩史くん（現デルソーレ中野）が出てて、チンチンにやられたんですよ。なんもできなくて、確か０-６かなんかで負けました。え〜、今まで勝ててたのは何だったのぉ!? みたいな。それがきっかけでフットサルをしっかり始める気になったんです。元シャークスで当時ショーツー（ブラックショーツ）の碓井孝一郎（現デルソーレ中野）さんとかと仲よくなったのもそのころでした。で、東京都１部のBANFF TOKYOに一時期所属して、その後、権田に入ったんです。ちなみに、そととき（大場）徹くんは大洋薬品BANFF/NAGOYAにいってたんです。で、僕が入った年に権田は２部に落っこったんですけど、徹くん帰ってきて、うるせえのが来たなと彼のこと知らないし。なんだよ、こいつと思ったんですけど、仲よくなって。で、やっぱ、フットサル知っているし。で、あの人のおかげで１年で１部に上がれて、その年に僕は中国へ行っちゃったんですよ。それが2009年です。
Pivo! なぜ中国?
森田 もともと父親が商社マンで10年くらい前に仕事の関係でちょこちょこ行ってたんですよ。僕自身はその当時中国には１回だけ旅行で行ったことがあって。そのときに高熱を出して中国は絶対に行きたいくないと思ってたんですけども、で、海外行くならスペイン、ブラジルへ行くのが当たり前というか、と思うんですけど、でも、どうせ行くんだったら、グイグイ来てるアジアに行ったほうが例えばクビ切られたとしても言葉が残ってビジネスに生かせるんじゃないかっていう頭で、アジアで探そうかなとインターネット見たら。中国語ができれば何億人もの人たちとしゃべれるわけじゃないですか。セカンドキャリアを考えたら、これはでかいなと。ビジネスに言葉は必須アイテムなので。それだったら海外に出ようかと。でもそのときうちの親は結構堅い人間なんでフットサルで海外行くっていったら、おまえ、やめとけっていわれるのは分かったたんで。フットサルマガジン ピヴォ!さんで取り上げてもらったときも語学留学させてほしいと親にはいって、その実フットサルがメインで考えてました。で、ツテも何もないんで、スマイルの竹田さんに、中国でやりたんだけどさ、どこかいいチームないかなって相談したら、ロンヨンジャパンの河野さんを紹介してくれて。支社が上海にあるよみたいな話になって、ということで紹介してもらって。で、上海支社に行って、ていう感じで中国へ渡ったんですよね。
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