虎視眈々城福浩・東京ヴェルディの巧妙な競争原理と初期/二次配置│データで予測する開幕までの道のり
◎アップセットとは言わせない準備力
2024シーズンのJリーグ開幕まで2週間となりました。
アジアカップの日本代表は残念ながら決勝に残ることはできなかったものの、代表の選手たちは所属チームへと戻り、既に試合に出場する選手もいれば、キャンプに合流し、急ぎ開幕への準備を始めた選手もいます。
東京ヴェルディ(以下、東京V)にとっては、静岡学園高校からの高卒ルーキーGK中村圭佑選手のみ、予定よりも長くトレーニングパートナーとしての代表帯同となりましたが、その分大きな成果を持ち帰ってきてくれることでしょう。
今から約2ヶ月前、東京Vは清水エスパルスとのJ1昇格プレーオフ決勝の激闘を経て2008年以来となる16年ぶりのJ1復帰を決めました。しかしプレーオフ勝者に待ち受けるのは、戦力差以上に準備時間となります。最後の最後まで残留や昇格を争うチームは、来季のカテゴリーを確定できず、秋口から始まる補強面やキャンプ等の準備もなかなか決定できません。
それにもかかわらずチームはどうやら順調に準備を整えているようです。僕はキャンプへの取材等はできませんが、チームのデータや選手のデータという側面からお届けさせていただきます。
今季のスタメン予想や、そこからの可変…初期配置から二次配置、城福監督が考えそうな、二次配置のスライド設計について、図解を含めてお伝えしていきますね*
東京ヴェルディのファンの皆様も、開幕戦で対戦する横浜F・マリノスサポの皆様にも、今季のヴェルディが気になるよという皆様にも、じっくり楽しんでいただければと思います*
◎改めて振り返りたい2023データ
まずは一つ、画像を見ていただきましょう。
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