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【森雅史の視点】2024年2月17日FUJI FILM SUPER CUP ヴィッセル神戸vs川崎フロンターレ

FUJI FILMスーパーカップ  神戸 0(0-0)1 川崎F
13:35キックオフ 国立競技場 入場者数52,142人
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新シーズンの幕開けを告げるFUJI FILMスーパーカップは、今季に期待でいるいくつもの要素と、1つだけすぐにでも改善してほしい要素を含んでいた。

何と言っても期待されるのは神戸の豪華な布陣。多くの日本代表経験者を抱え、一つひとつのプレーが粒立っている。特に前川黛也のフィードは正確でダイナミックな展開を作り出していた。スターを集めた神戸は今年もリーグを引っ張るだろうし、そのディフェンディングチャンピオンにどう他のチームが対抗するかは一つの見どころとなるだろう。

そしてその神戸を破った川崎は、特別極端な神戸対策を練ったわけではなく、むしろ20日に行われるACL山東泰山戦第2戦に向けて、13日の第1戦から大幅にメンバーを入れ替えていた。だが、これまで作ってきた川崎のサッカーの流れはチーム全体に浸透しており、ボールを大切にしつつチャンスとみればスピードアップするという特長はそのまま生かされた。自分たちのサッカーを大切にしてきたことが神戸に対抗できた理由だったと言えるだろう。

得点は48分、右FKからこぼれてきたボールがクリアされようとするところにファンウェルメスケルケン際が詰めて、そのままGKやDFをすり抜けて神戸ゴールに突き刺さった。派手な得点というわけではなかったが、一発勝負のカップ戦ではこういう何気ないチャンスに粘ったほうが勝つという、勝負の彩が現れた形だった。

一方で残念だったのは、国立競技場の芝。お互いにテクニックのあるチーム同士だったから、もっとボールがスムーズに動く芝だったら、さらにゲームは面白かっただろう。今年は「THE国立DAY」と銘打って国立競技場で13試合が予定されている。特にJ1リーグ第1節 東京Vvs横浜FMは1993年の開幕カードと同じということで大きな注目を集めるだろう。はたしてそのときまでにピッチ状態は改善できているだろうか。

 

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート

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