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ほんとに夢のようです。(府中アスレティックFCレディース 森佳祐監督)[全日本女子都大会3位決定戦]

その瞬間、ピッチ上に歓喜の塊ができた。

 

2023年11月26日(日)小金井市総合体育館
(PHOTO・なか、TEXT・山下浩正)

 

関東女子 バジェーナブランカ城北レディース。

 

東京都女子1部 府中アスレティックFCレディース。

 

JFA 第20回全日本女子フットサル選手権大会 東京都大会 3位決定戦
府中アスレティックFCレディース 4-3 バジェーナブランカ城北レディース
[得点経過]
0-1 02分24秒 城北 #14 中田優衣
1-1 12分04秒 アスレ #15 石井さくら
1-2 14分15秒 城北 #15 飯田若奈
1-3 33分35秒 城北 #11 高橋海友
2-3 34分23秒 アスレ #6 中後碧
3-3 37分29秒 アスレ #15 石井さくら
4-3 38分42秒 アスレ #7 鹿森翼

 

ゲームは2分、#14中田のゴールで城北が先制する。

 

12分、アスレは#15石井のゴールで同点にする。

 

その2分後、城北が#15飯田のゴールで再び勝ち越す。そして城北の1点リードで迎えた2ndピリオドにドラマはクライマックスを迎える。

 

終盤、怒とうの3連続ゴール

全日本女子選手権東京都大会の準決勝以降のベストバウトといえば府中アスレティックFCレディース(アスレ)vs.バジェーナブランカ城北レディース(城北)の3位決定戦に尽きる。関東女子のチームに約6分を残して2点差をつけられながら東京都1部のチームはここから怒とうの3連続ゴールで逆転。特に最後のゴールは格上を相手に「縦のラインの強みを生かした」流れるようなプレーの連続から生まれたゴールだった。この勝利でアスレは関東大会への最後の切符をつかみとった。試合終了直後、勝利の興奮冷めやらぬ森監督に話を聞いた。

 

2ndピリオド13分、1点リードしている城北(奥)が先にタイムアウトを取ったことでゲームの潮目が変わったというニュアンスのことをアスレの監督は試合後に語った。

 

このタイムアウトの直後に城北は#11高橋がゴールを決め2点差とする。本音をいうとこの時点で記者はこの試合城北のものと思った。

 

ところがここからアスレに3連続ゴールが生まれる。まずチーム2点目は#6中後。

 

続いて#15石井がこの日2点目、いずれも同点ゴールを決めた。記者の見立ては完全に外れ、流れはアスレに傾く。

 

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