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「試合投げ出すのか!?」ハーフタイムにブチギレましたよ笑(バジェーナブランカ城北レディース 川﨑康裕監督)[関東女子第9節]

城北のピヴォ#30有田が同点ゴールを決める。反撃ののろしとなる強烈な一撃だった。

 

2023年10月21日(土)東京ドームスポーツセンター東久留米
(PHOTO、TEXT  山下浩正)

 

負ければ優勝戦線から脱落しかねない大一番に臨んだバジェーナブランカ城北レディース。

 

直近の試合で勝利し勢いに乗って上位進出を狙うアンビション。

 

第14回関東女子フットサルリーグ2023 第9節
アンビション 1-3 バジェーナブランカ城北レディース
[得点経過]
1-0 18分14秒 アンビション #2高橋彩
1-1 26分25秒 城北 #30 有田佳奈
1-2 34分35秒 城北 #11 高橋海友
1-3 37分05秒 城北 #15 飯田若奈

 

「この勝利で可能性が残りました」。試合後、城北 川﨑監督は晴れ晴れした表情で記者にこう語りかけた。日に日に白熱の度合いを深めつつあるリーグ終盤の優勝争い。まずは複雑にもつれた糸をほぐしていこう。優勝争いに絡んでいるのは上位5チーム、その順位ほかは次のとおり。なお第8節以降の快進撃が期待されたヴィエントは柏と引き分けたことから上位と水が空く状態(勝ち点7)となっている。

順位  チーム     勝ち点   試合数 得失
1位 ビークス    14      6   6
2位 タパジーダ   13      6   5
3位 カフリンガ   13      7   14
4位 城北      13      6      12
5位 浦安      13      5   8
※リーグは10チームによる1回戦総当たり

 

1stピリオドはアンビション優勢に

Pivo!  城北は今季第4節柏戦で順調に3勝目を挙げるが、第5節ビークスに敗れ、続く第7節で宿敵タパジーダと引き分けてしまい2試合勝ち星から遠ざかる。今節もし負けていたら公言した優勝は絶望との強いプレッシャーの中に監督はいたはず。試合後の笑顔はその危機からとりあえず脱し逆転優勝の可能性を残したことによる安どの表情だったと推察するがどうか。

川﨑  そうですね。前半(1stピリオド)の内容考えたら負け試合だったので…。今回の勝ちは負ければ優勝への道は無くなっていたかなと。勝ったことによって優勝が見えてきた勝利でした。山下さんの顔見てホッとしてしまいました笑

Pivo!  その城北、残すは第10節(10/29・足立)、第11節(11/4)、第13節(12/16・最終節)の3ゲームで、最後の2ゲームはいずれもホーム滝野川体育館にカフリンガと浦安を迎える。特に最終節では順当にいけば7勝1分けの浦安と7勝1敗の城北の優勝を懸けた大一番が予想される(他チームの動向はさておいて)。浦安は#7平井(監督兼任)と#10加藤(コーチ兼任)が抜きん出た存在感を発揮しているチーム。その難敵 浦安を破れば城北に逆転優勝の目が出てくるが、どんなゲーム内容を想定しているか?

川﨑  浦安とやる前にまだ2試合残っています。まずは一戦一戦うちのチームがいつもどおりのプレーをして勝っていくことが優勝が見えてくるところだと感じています。最後の2節はホームゲームということもありバジェーナファミリーの大人から子供までのかなりの大人数が観戦に来てくれる予定です。
ホームゲームでいい戦いができるようまずは次の一戦をしっかり勝ち切ることしか考えていません。

 

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