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無料:5人の中学1年生がフットサル経験を増やして昨年度よりは戦うベースができてきた!(プリティーミト リーベ 佐藤邦彰監督)[関東女子参入戦]

平均年齢16.3歳のプリティーミト リーベ。

 

2020年2月23日 ウイング・ハット春日部
(PHOTO、TEXT
・山下浩正)

 

体制的にも成熟した“大人”のチームを感じさせるドリームフットサルパーク/ポルコ。


第11回関東女子フットサルリーグ2部参入戦 1回戦

プリティー ミト リーベ(茨城県) 2-11 ドリームフットサルパーク/ポルコ(群馬県)
[得点経過]
0-1 03分12秒 ドリームフットサルパーク/ポルコ 18 松田美咲
0-2 09分23秒 ドリームフットサルパーク/ポルコ 28 齋藤真帆
0-3 09分32秒 ドリームフットサルパーク/ポルコ 13 木元智美
1-3 10分55秒 プリティー ミト リーベ 20 張替七海
1-4 18分38秒 ドリームフットサルパーク/ポルコ 18 松田美咲 
1-5 19分53秒  ドリームフットサルパーク/ポルコ 18 松田美咲 
1-6 21分31秒 ドリームフットサルパーク/ポルコ 28 齋藤真帆 
1-7 23分32秒 ドリームフットサルパーク/ポルコ 8 勅使河原美涼
1-8 25分03秒 ドリームフットサルパーク/ポルコ 8 勅使河原美涼
1-9 26分24秒 ドリームフットサルパーク/ポルコ 13 木元智美
1-10 26分45秒 ドリームフットサルパーク/ポルコ 21 茂木未希 
2-10 27分39秒 プリティー ミト リーベ 8 齋藤ひばり
2-11 28分33秒 ドリームフットサルパーク/ポルコ 13 木元智美

 

10チームで4枠を競うトーナメント第1試合

関東女子リーグ2019は以下の9チームで行われた。ところが2020シーズンは上から3つのチーム(◎印)が兼務していた日本女子リーグに専念することになり、さらにフウガ(⭐︎印)が“昇格”したことから関東に一気に4つの空席が生まれた。

バルドラール浦安ラス・ボニータス ◎
さいたまSAICOLO ◎
東京府中アスレティックFCプリメイラ ◎
フウガドールすみだレディース ⭐︎
TapaZida
シュートアニージャ
VEEX TOKYO Ladies
CAFURINGA BOYS 東久留米
FOREST ANNEX

そんなわけで、都県リーグチャンピオン+上位計10チームで4つの枠を競う関東女子リーグ参入戦が2月23日、開幕。第1試合は、奇しくも、昨年の参入戦1回戦第3試合と同じ対戦カードとなった。結果はドリームフットサルパーク/ポルコが茨城県のプリティー ミト リーベに2年連続大勝し、関東参入を懸けてヴィエントFC(神奈川県1位)との2回戦に進出した。一方のプリティー ミト リーベは2年続けて1回戦敗退となったが、♯4杉本渚、♯6綿引麻莉、♯7青柳咲来、♯8齋藤ひばり、♯11富施七海の5人の中学1年生のプレーには目をみはるものがあり、指導する佐藤監督も目を細めていた。

 

選手をピッチに送り出す佐藤邦彰監督。

 

チーム1点目を決めた♯20張替七海。♯4杉本渚がドリブルから放ったセグンドへのシュートパスを押し込んだ。

 

ドリブルで相手ゴール前に攻め入った♯8齋藤ひばりが右足を振り抜きゴール上部にシュートを突き刺した。

 

齋藤ひばりは将来性豊かなフットボーラーだ。

 

2点目は若さが出せたのかなと思っております

Pivo! 去年も監督を務めた立場から見て、去年は同じポルコに0-15で敗戦。それが今回は2点を奪って2-11。この違いを監督はどう受け止めているか。

佐藤 はい。まず、体格差という面で、うちは社会人と大学生と中学1年生の混成チームだったんですが、中学生のほうがフットサル経験を増やしてきまして。今年度ですね、関東フットサル選手権のほうに出場しまして、ま、そういった経験も踏まえて昨年度よりは戦うベースはできてきたかなとは思っております。

Pivo! ♯8、♯4、♯7、♯6、そして♯11といった選手はそろって上手にボールコントロールしていた。

佐藤 そうですね。一応、中学1年生なんですが、これからもう少しフットサルのトレーニングを続けつつ、サッカーと両立しているチームなので、フットサルの戦術的な落とし込み、プラス、テクニックというものをサッカーにも活かせるように、そしてフットサルにも持ち帰れるように準備したいと思います。

Pivo! チーム1点目は、チームメートがカウンターからドリブルで運んで最後はセグンドを使って♯20の張替七海選手がファー詰め。そして2点目が♯8、あのうまい齋藤ひばり選手が縦に抜けたところへピタリとパスが入り、そこからドリブルしていってディフェンスをフェイントでかわして右足シュート。あの2つのゴールシーン、去年に比べて格段に成長のあとが見られたのでは?

佐藤 そうですね、まず1点目については、うちとしても狙っていきたいゴールの形だったので、非常に待望のゴールが生まれたなという感じではいました。2点目は、そうですね、右足で思いっきりコースを狙って撃って、ま、若さがあったので、そういう若さが出せたのかなと思っております。

Pivo! 特定の選手の話になるが、あの♯8齋藤ひばり選手は将来が楽しみだ。

佐藤 そうですね。フットサル、サッカー、両方やってるんですけど、それぞれで成長してもらいたいと思っております。

Pivo! 今シーズンの茨城県女子リーグは流経大メニーナ龍ケ崎が優勝したが来季は日本女子リーグに専念するために関東参入戦出場を辞退し、その代わりに2位のミト リーベが出場することになった、という認識で間違いないか。 

佐藤 はい、あくまで代打でございますので。来年度は正式な形で県で優勝してこの場に帰ってこれたらなと思っております。

Pivo! 中学1年生が中心という意味で大きな可能性を感じさせるチームだ。

佐藤 ただ、県リーグでいえば流経さんが来年おそらく抜けてしまうので、リーグ戦で均衡した戦いができると茨城県のレベルも上がると思いますんで。茨城県に新たな強豪といいますか、強いチームが入ってきて、きっ抗した試合ができる環境がつくれたらなと思っております。

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