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FUTURO2部落ち! 上村信之介は「1年で戻ってきます!」[東京都1部・最終節]

 

2019年12月7日 葛飾区水元総合スポーツセンター
(PHOTO、TEXT・山下浩正)

 

FUTURO。

 

BANFF TOKYO。

 

SuperSports XEBIO 第22回東京都フットサルリーグ2019 1部  第13節
BANFF TOKYO 6-0 FUTURO
[得点経過]
1-0 11分 BANFF TOKYO 15 岡晃弘
2-0 11分 BANFF TOKYO 12 小山浩史
3-0 20分 BANFF TOKYO 12 小山浩史
4-0 30分 BANFF TOKYO 6 宮永崇史
5-0 31分 BANFF TOKYO 16 中野友貴 
6-0 36分 BANFF TOKYO 2 佐藤一樹 

 

「降格が決まりました」と上村信は僕に語りかけた

FUTUROの試合前に、残留をかけたチームの試合が行われ、SANPACHIO FUTSAL CLUB、CAMISA、蹴球狂の詩の順位が確定した。
(最終結果は順位表参照 https://fs-system.jp/fs/pub_teamlank.php?lid=3/egwuhADiM=)

第5試合にBANFF TOKYOとの対戦を控えたFUTURO(勝ち点7)は、たとえ勝利しても10位のSANPACHIOの勝ち点11を上回れないことから最下位が確定した。

最下位=2部降格が確定した段階で最終戦を迎えるFUTUROの上村信之介の心境はいかばかりか、いてもたってもいられず、試合前のアップに臨もうとしている彼に声をかけた。
すると、信之介は、嫌な顔ひとつすることなく、自ら僕に語りかけるように、こう言った。

「降格が決まりました。2部でも続けて、1年で戻れるように頑張ります」

それは驚くほどサバサバとした語り口だった。そしてこうも言った。
「オレが方向性をはっきりさせなきゃ選手に(来年もやろうと)言えないっしょ!」
僕の心中を察するようにそう言った。短いコメントの中に僕はリーダーの責任の深さを痛感した。そうだよな、今シーズンを迎えるときと同様、選手の心理が揺れているときにリーダーがはっきりしなかったらついてこないよな。それ故に最終戦を前に声に出して言うことで決意を揺るぎないものにしたに違いない。

 

「創刊号の表紙が信之介さんでしたよね?」

上村信と語り合った後、僕は対戦相手のベンチを訪ねBANFFの及川友和監督にも試合開始前の集合写真撮影の確認をした。
そのときどちらからともなく上村信の話になった。

(残り 2019文字/全文: 3024文字)

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