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[Fリーグ第28節]名古屋オーシャンズ、5試合残してリーグ1位確定! 「優勝という目標に向かってラスト5試合すべて勝ちに行く!」(名古屋・ペドロ コスタ監督)(2019/1/6)

「今年最初の試合で1位を決められてうれしい」と語った名古屋オーシャンズのペドロ コスタ監督。左は宮澤通訳。

 

DUARIG Fリーグ2018/2019 ディビジョン1  第28節
フウガドールすみだ 3-4 名古屋オーシャンズ 
2019年1月6日(日) 墨田区総合体育館 観客数:1,376人
[得点経過]
1-0 01分07秒 すみだ 3 春木啓佑
1-1 04分02秒 名古屋 14 西谷良介
1-2 04分53秒 名古屋 11 ルイジーニョ
2-2 11分24秒 すみだ 7 ガリンシャ
2-3 21分34秒 名古屋 15 吉川智貴
2-4 31分33秒 名古屋 10 ヴァルチーニョ
3-4 32分36秒 すみだ オウンゴール

フウガはハートのあるチーム、見ていて気持ちいい

1,300人を超える観衆を沸かせに湧かせ、最後の最後までチャンスメークしたフウガドールすみだだったが、もう一歩届かなかった。しかもこの敗戦で、目の前で名古屋オーシャンズにリーグ1位を決められるという屈辱の結果となった。会見で、名古屋のペドロ コスタ監督は開口一番、「率直にうれしい」と語ると同時に、「すみだはハートのあるチーム、見ていて気持ちいい」と対戦相手をたたえた。1位を確定した名古屋はこれで2月23日に開催されるプレーオフ決勝第1戦へと進出するが、「そこにいい状態で臨むために残るリーグ戦5試合すべてを勝ちに行く」と宣言した。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

▪️記者会見
ペドロ コスタ名古屋オーシャンズ監督
プレーオフに向けてしっかり準備したい

「こんにちは。率直な感想をいうと、今年初めての試合で1位を決めることができて、うれしいです。今日の試合は“戦い”でした。フウガというのは非常にハートのあるチームなので、見ていて気持ちいいゲームでした。ピッチの中だけではなく、会場が沸いていて、このような雰囲気の中でゲームができるのは本当にうれしいことで、もっともっとこういう雰囲気の中でフットサルが盛り上がればいいなという時間でした。最後の一踏ん張りができるというのも、会場の雰囲気、声援の後押しのたまものだと改めて感じることができました。

逆にわたしたちは今日の試合に向けての目標というのがしっかり明確になった中で戦いました。もちろん、40分間の中ではミスもありましたが、非常にレベルの高いゲームが今日はできたのではないかと思いますし、大人なプレーができたと思います。緊張感のある中で、我慢強く戦う姿勢もここで見せることができました。もちろん、ゲームによって内容は違うと思いますが、わたしたちも終盤、ここまで苦しむことなく終われるチャンスがあったと思います。わたしたちの選手をたたえたいと思いますが、その選手たちがここまで追い込まれ、最後の力を振り絞って勝ったというのは、すばらしいことだと思います。
ただ、ここからが本当の勝負になってきます。しっかりとまたリセットして、本番に向けてしっかり準備してきたいと思います。

(次節に向けて)
ラスト5試合すべて勝ってプレーオフに臨む

残る5試合に向けてコメントしたいと思います。まず一番メインである勝負(注:優勝を決めるプレーオフ決勝2試合)に向けて準備はしていくんですけども、メンタル的なところで、負けてそこに臨むというのはよくないと思います。勝って進むっていうことが大事だと思います。なので、今後は、わたしたちのアドバンテージはしっかり使っていきつつ、ラスト5試合、しっかり結果も残しつつ、(すべてに)勝ってプレーオフに進むというところでは自分たちの気持ちの部分で違ってきますので、しっかり足元を固めていきたいなと思います」

 

「たくさんのお客さんに名古屋に勝つところを見せたかった」と須賀監督。

須賀雄大フウガドールすみだ監督
アジアを身近に感じられる存在、それが名古屋

「お疲れ様でした。2週間、準備する期間があったので名古屋戦の準備は今まで以上にできた、そういう試合でした。自分たちもプレーオフ進出が厳しくなっていく中で、やはりひとつのモチベーションとしてはホームゲームで、たくさんのお客さんの前で名古屋に勝つところを見せたい。去年は名古屋とのホームゲームがなかったんですけど、長い歴史の中でもなかなかホームで勝ててないというところは、非常に悔しい思いでいっぱいです。もともと2009年に名古屋オーシャンズに全日本選手権で勝って、次はホームタウンで名古屋に勝つっていう思いを持って墨田に来た、そういう経緯があるので、それを達成するってことは普通の33分の1以上の思いと価値がある、そういう試合でした。選手たちも気迫を十分に見せてくれたと思うんですけども、やはりそこには打ち破れないひとつの大きな壁があったなというふうに感じています。

改めて名古屋オーシャンズというクラブがFリーグにいてくれることを感謝しつつ、彼らを倒すことで自分たちがアジアというものを身近に感じられる、ま、そういう存在がFリーグにいるっていうことは非常にありがたいことなので、今日はリーグ優勝した名古屋に敬意を表しながら、彼らを改めて越えるために、一発勝負でただ越えるだけではなくて、しっかりと自力で勝てる、そういう力を手に入れるためにこの敗戦を生かしていきたいなと思っています。以上です」

(質疑応答)
ボラはパワープレーという特殊な局面で力を発揮できる選手

Pivo! ボラの投入が残り2分48秒だった。そのタイミングでパワープレーも始めたが、その両方をセットで実行すると判断した結果か。

須賀 ボラはケガをしていて、ほとんどトレーニングができてない状態だったので。ただ、彼は、パワープレーという特殊な局面で力を発揮できる選手。彼からも、まだまだ試合にしっかり入るのは難しいという話を聞いていましたので、彼はそのとおり、特殊な局面でのみ投入という元々のイメージを持っていたので、そのタイミングで入りました。

Pivo! 最後の最後でボラのボレーシュートが決まっていたらおもしろかった。

須賀 そうですね。彼は少ないチャンスをしっかり決定機にしてみせた。ま、例えばパワープレーだとボレーシュートを狙いにいくというのはかなり勇気のいるプレーだと思います。実際、もっと完璧に崩していきたい。その中でガリンシャとボラのふたりの関係でああいうことができるっていうのは、やはり、なかなか日本人には真似できないプレーなのかなっていうふうに思いますし、その彼の勇気っていうのは、こういう苦しい試合で絶対にプラスに働くなと思っていました。すばらしいプレーでした。

(次節に向けて)
ひとつでも上の順位を目指す

「大阪戦、また苦しい試合になると思います。今度はアウェーっていうことで、とにかくホームの町田戦(第30節)に向けて勝利を持ち帰って、ひとつでも上の順位を目指すというところをモチベーションにやっていきたいないと思います。以上です」

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