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[Fリーグ第2節]強い相手に勝ってこそ自分たちのフットサルを誇れる。町田と名古屋にも勝ちに行く!(湘南・奥村敬人監督)(2018/6/29)

開幕節の苦い結果が尾を引いているのか奥村監督に晴れやかな表情は見られなかった。

 

DUARIG Fリーグ2018/2019ディビジョン1 第2節
湘南ベルマーレ 4-2 アグレミーナ浜松
2018年6月24日(日) 小田原アリーナ 観客数:1,352人
[得点経過]
1-0 01分42秒 湘南ベルマーレ 10 ロドリゴ
2-0 14分24秒 湘南ベルマーレ 10 ロドリゴ
2-1 26分13秒 アグレミーナ浜松 6 萩原洪拓 
3-1 33分19秒 湘南ベルマーレ 7 小門勇太
4-1 34分21秒 湘南ベルマーレ 8 刈込真人 
4-2 40分00秒 アグレミーナ浜松 11 中村友亮

 

「試合中、力が入りすぎで首とか腰とかあっちこっち痛い」。そういって苦笑いを浮かべた奥村監督。「勝つことってほんと大変だなあっていうのを改めて痛感した」と語った言葉に重みがあった。1,300人を超える観客が見守る中、ホーム開幕戦に勝利したものの、開幕節の苦い思いが色濃く残っているとみえて、会見に臨んだ監督もキャプテンも表情は晴れなかった。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

▪️記者会見
(試合を振り返って)
奥村敬人湘南ベルマーレ監督
勝利がモヤモヤを解消してくれる一番の魔法

「お疲れ様です。いや、もう、非常に苦しい試合でしたね。去年のきつかった試合とかギリギリで勝った試合とかを思い出したというかね、う~ん、勝つことってほんと大変だなあっていうのを改めて痛感したというか。選手たちはひとりずつ与えられた仕事の中で100%の力を出してくれたと思いますし。ま、いろんな思いがあって今日の試合に臨んでくれたのかなって思ってます。開幕戦で自分たちの思っている結果は出せなかったんですけど、ま、そういう逆境の中でも全員が楽しめるというか、そういうところへ立ち向かっていける集団にならなければ今シーズンは厳しくなるというということはみんな分かってると思うので。そういった部分で、いろんな思いがありながらしっかり試合のために準備してくれたのかなと思っています。僕も本当に試合中、力が入りすぎで首とか腰とかあっちこっち痛いんですけど、でも、勝つってことが、いろんなモヤモヤとか、不満とかもあるだろうし、そういった部分を解消してくれる一番の魔法というか薬というか、だと思います。ただ、その薬とか魔法の効き目っていうのは1試合勝ったら切れてしまうと思うので。また来週から、町田戦に向けてしっかりとトレーニングをひとりひとりが集中してその試合に勝つために積むっていうことがすごく大事かなと思ってます。ま、これで、今日は日本とセネガルの試合を安心して応援できるかなと。この会見ではかまなかったですけど、最初のあいさつでかんでしまったので、その辺は僕の反省材料にしたいと思います(笑)。以上です」

 

会見で終始厳しい表情を崩さなかった刈込キャプテン。

刈込真人湘南ベルマーレキャプテン
最後まで気を引き締めて戦うことができた

「お疲れ様です。本当に開幕戦、浦安戦に負けてしまったので、先制して、どこか勝てるだろうという気持ちが浦安戦みたいな結果を招いたので、今日は、1点先に獲りましたけど、最後まで本当に気を引き締めて戦うことができました。本当に内容は厳しくて、僕自身全然よくなかったんですけど、ま、本当に今日のホームの応援と、みんなの気持ちとが重なって勝てたと思ってます。来週、町田、強いですけど、しっかり対策をして、境川決戦、勝てるように1週間トレーニングして臨みたいと思います。以上です」

 

(質疑応答)
自分のいいときのプレー動画を見て切り替えた

Pivo! キャプテン、開幕節のつらい体験を思い出させてしまうが、同点ゴールのチャンスで失敗し会見でもさかんに反省していたが、今日の試合に向けて、どんなふうに気持ちを切り替えたのか。

刈込 そうですね。まあ、数日は引きずったりとか、正直、仲間からもイジられたりもしたんですけど。ま、そういうこともあるよと思って自分で切り替えることを優先しました。例えば自分のいいときのプレーの動画を見たりとか、ほかの目標とする選手の動画を見たりとか、っていうので少しずつ切り替えてきました。また同じような場面が来たら絶対に決めてやろうと思ってます。

Pivo! 監督、すでに触れてくれているとおり、次節が町田戦で、その次が名古屋戦。この二強を倒さないことには今年プレーオフは厳しいと思うが、そこへの意気込みを。

奥村 そうですね。ま、僕たちは強い相手に勝ちたいという、勝って自分たちがそういう地位を手に入れたいとか、昔から、ロンドリーナのときからそうですけど、強い相手に勝ってこそ自分たちのフットサルを誇れるというか。自分たちの地域もそうですし、クラブの下部組織の選手たちもそうですし、自分たちの地位を勝つことによって上げる。という部分で、絶対に乗り越えないといけない相手だと思いますので。本当にまあ、強いのはわかってますし。いい補強をしたとか、いろんな状況はあると思いますけど、勝負っていうのは戦ってみないとわからないし。自分たちには彼らを上回っているものが絶対にあると思いますので。その辺をしっかりと練習からみんなですり合わせて、勝ちにいきたいと思います。

 

(会見後の奥村監督との短い談話)

奥村 トヨ(浜松の豊島明監督)はどうでした?

Pivo! ここ(会見場)へ来てからも、キャプテンの松浦選手に、“撃ち切らないからいけないんだよ”と怒ってた。

奥村 怒ってましたか(笑)。ま、でも、うれしいっすよ、トヨと試合できるのは。一緒に戦ってきた仲ですから。

かくしてロンドリーナ出身監督同士の2018年初対決は湘南に軍配が挙がった。浜松は昨季対湘南3戦全敗の屈辱を晴らし力関係を塗り替えることができるだろうか。

 

 

 

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