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無料記事:いつも僕らはカスカヴェウを追いかけ続けて来ました(奥村敬人監督・湘南)[Fリーグプレーオフ2回戦](2018/1/14)

 

DUARIG Fリーグ2017/2018 プレーオフ2回戦
リーグ3位 湘南ベルマーレ 2-2 同4位 フウガドールすみだ
2018年1月13日(土) 駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場
[得点経過]
1-0 20分39秒 湘南 10 ロドリゴ
1-1 33分20秒 すみだ 11 清水和也
2-1 39分57秒 湘南 15 鍛代元気
2-2 40分00秒 すみだ 36 中田秀人

湘南ベルマーレの奥村敬人監督は新体制発表会、キックオフカンファレンスとシーズン前から”プレーオフ進出”を盛んに口にして来た。AP横澤直樹と共に二人三脚で戦い抜いた今シーズンであるが、プレーオフ圏内どころか、一時はリーグ2位まで上り詰め、最終順位はリーグ3位と結果を残す。湘南=弱い。そのイメージを覆したシーズンとなった。まずプレーオフ進出という1つ目の目標を果たした奥村監督はリーグ2位のペスカドーラ町田との対戦を控える。様々な想いが錯綜するなか、(Fリーグの)歴史的には圧倒的に分が悪い相手を下すことができるか。今シーズンの湘南の真価が問われる。

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤

 

以下はプレーオフ2回戦・湘南ベルマーレの奥村敬人監督の個別インタビュー。

Pivo! シーズン序盤の記者会見で今シーズン獲得した選手の本田真琉虎洲について「彼はプレーオフファイナルを経験した選手」と彼のメリットの1つを教えてくれました。実際に湘南がファイナルに行く可能性が出て来ましたが、彼はファイナルでもゴールを決めていますし、明日は古巣相手、本人も気持ちが入ると思います。やはり明日のキーマンになりますか?

奥村 そうですね。彼は今年のMVPと言ってもおかしくないくらいの活躍をしてくれたと思うので。うちからしたら町田が手放してくれてラッキーだなというくらいの選手だと思いますし、やってくれると信じています。戦ってくれると思います。

 

 

 

 

Pivo! ジャッピーニャ(本田真琉虎洲)に限らず、湘南はフィクソのレベルが高いですよね。

奥村 本来みんなフィクソではないのですが、チーム事情でがんばってくれています。ダニエル サカイとかアルトゥ―ルのようなフィクソらしいフィクソはいないのですが、足りないなかでもしっかり補ってくれています。選手の幅を広げるという意味ではジャッピーニャは元々前で張れる選手ですし、内村もアラだったり、植松もそうですけど、キーマンのピヴォと互角にやりやってくれて、今後代表に行ったとき、将来につながると思います。

 

 

 

 

 

Pivo! 記者会見でも話していましたが、全日本選手権でのロンドリーナ・カスカヴェウ戦を思い出すということで、こみあげて来るもの。思い出すことはありますか?

奥村 そこでやっていた(横澤)直樹がいまだにプレーをしている。なんなんだあいつは!(笑)っていう感じです。僕たちはカスカヴェウというチームをずっと追いかけ続けて来て、あの試合で越えたかどうかはもちろんわからないのですが、全国大会の準決勝という舞台で勝って、選手権で優勝したというのは一生の思い出です。そのなかでFリーグでの町田と湘南というと、町田は選手権で優勝したり、プレーオフでファイナル行ったりとかいいところまで行って、自分たちはくすぶっていたなかでやっとこういった舞台で戦えると。やはり15年前と重ね合わせる部分はちょっとあったかなと。元々カスカヴェウが日本一になったときはブラックショーツに神奈川県1回戦負けです。その次は準決勝でファイルフォックスに負けましたが、さらにその次の年に優勝できました。いつも僕らはカスカヴェウを追いかけ続けて来ました。

 

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