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無料記事:シーズン終盤でコンプリートしたメンバーでのぞめるのは僕らしかいません(木暮賢一郎監督・大阪)[Fリーグ第24節](2017/10/31)

 

DUARIG Fリーグ2017/2018 第24節
バルドラール浦安 1-5 シュライカー大阪
2017年10月28日(土) 浦安市総合体育館 観客数:1,083人
[得点経過]
0-1  06分36秒 大阪 10 ヴィニシウス
0-2  11分11秒    大阪   10 ヴィニシウス
0-3  27分22秒  大阪   10 ヴィニシウス
0-4  29分52秒 大阪 22 佐藤亮
0-5  32分37秒 大阪 11 チアゴ
1-5  39分49秒 浦安 24 永島俊

 

以下はシュライカー大阪の木暮賢一郎監督の記者会見と質疑応答となる。

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤

 

試合を振り返って。

 

木暮賢一郎監督
「皆さんもご存知の通り、プレーオフ争いというところが目の前の1試合で、順位が動いたりという時期に入っています。もちろん望んでいた順位ではないですけども、今こういった状況のなかで、勝ち点を積み重ねて、プレーオフに行くということに対して、選手は厳しい状況のなか、先週の2試合の(大阪)セントラルに引き続き、自分たちのやるべきことをピッチで表現してくれたゲームだったと思います」

以下は質疑応答となる。

Pivo!:大阪セントラルは現場には行きませんでしたが、J-SPORTSで試合は観させていただきました。ケガ人がいるなか、メンバー構成等で苦労されたとは思いますが、大阪らしく2連勝できたことが、今日のゲームにもポジティブに働きましたか?

木暮:浜松戦での敗戦を受けて、そのあとのケガであったりとか、自分自身ももう1度今のこう状況でどんなフットサルをして、どんなメンバー構成で、何をするのがよいのかを考えて、浜松戦のあとから多少やり方であったり、戦い方を変えました。個人が持っているポテンシャルであったり、タレントであったり、プレーエリアをどうやったら最大限引き出せるのかなというところに注力してやったなかで、うまく3試合は機能したというところかなと思いますし、自信であったり、そういったものが戻ってきたのかなという印象はあります。

Pivo!:仁井選手の出場機会が伸びてきました。今節に関しては相手の噛み合わせも考えたなかでの起用でしたか?

木暮:いえ。この3試合すべて同じメンバー構成でやっていますから。セットがどういう4枚でやれば個のよさが出るかなというところで、そういう2セットを組んでやっていました。先週の2試合に関しては(芝野)創太もいましたので、彼がケガをしたことも含めて、仁井に関してどちらのセットでも使えるものを持っていますが、今日のパフォーマンスに関しては創太のケガがあるなか、最低限のやるべきことをやってくれたのかなと思います。

Q:前節で浦安は町田に非常によい試合をして結果を残しました。そんな浦安相手に今日意識させたこととしては?

木暮:浜松の敗戦からの3試合は相手がどうこうというよりも自分たちのプレーモデルやセット毎でのやるべきことや質を高めることに多くのことを割きました。自分としては珍しいことに2セットで2分半とか3分でかえるやり方でやりました。今の現状、今の選手状況のなかでは適しているのかなと思いました。そこのセット間でのプレーの構築に力を注いだので、浦安だから特別どうというのはありませんでしたが、セット毎にそれぞれやるべきことをやってくれました。あとは浦安の対策というよりはストロングポイント、こういったことをやってくるということに対して、与えたタスクを忠実に体現してくれたのがよく、相手よりセット毎のプレーの質ややることが明確にできたことが強いかなと思います。今シーズンの大きなテーマとしてはAFCとリーグの両方を勝ち抜くこと。外国人が2人抜けることは決まっていたので、そういう意味で、2つのタイトルに対して、最適な選手、伸ばしたい部分であったり、もうメンバー構成になっていますね。リーグにおいた苦しんだ要因としてはタレントの融合であったりとか、そういう個々の役割、ポテンシャル。1人1人が100%に近い形でプレーをするというところにおいての自分のアイディアとゲームを重ねるなかでの機能させたかどうかでいうと、自分の力不足もあり、大きく機能することはできなかったのかもしれません。振り返ってみて。不幸中の幸いかどうかわかりませんが、今の順位とケガ人がいるというところのなかで、ここまでの戦いぶりと、今いる選手が何が得意で誰と誰が一緒に出ればプレーエリアが被らないとか、利き足、得意なプレーの問題、それから、シュライカーとしてのプレーモデルとか、多角的においてベストかどうかはわかりませんが、攻守において自分のよいところを迷うことなく出せるようなバランス、戦い方、システムといいますか、選手のよさを出すことを考えています。これからケガ人が戻ってきたらどうしようとか、それはうれしい悩みではありますが、幸い中断期間があるのは僕らにとってメリットかなと思います。よい選手がいることは間違いないと思いますし、そこをどういう戦い方をして、よいピークを迎えるようにしたいと思います。

Qボールを奪ってカウンターというシーンが多かったですが、そこは狙い通りでしたか?

木暮:そうですね。2セットの特徴を考えて、攻守において狙いどころはかえている部分はありますから、チアゴ・ヴィニシウス・相井・佐藤のいるセットとしてはスピードというよりはボール奪取、フィジカル的な側面であったり、トランジションでの決定力の高さであったり、そういったところが彼らのよさであったと思うので、そういう意味でのディフェンスラインの設定は2つオプションとして持っていましたので、当然少しラインを下げて、ボールを奪ってカウンターというのは2週間ほどですが、トレーニングを含めてそういう狙い目を持ってやっていたので、そういう意味では機能したかなと思います。

Pivo!:コンディションが整うかとか、パフォーマンスが上がるかというのはあるとは思いますが、時期的には加藤未渚実選手の復帰が近くなって来ています。また、ほかにアルトゥ―ル選手、芝野創太選手と主力がケガをしています。そこらへんの欠場選手の目途としてはいかがでしょうか?

木暮:そこも含めて3週間の中断期間はほかのチームにはないメリットといいますか、ある意味最後の僕らの武器になるというのは、終盤においてコンプリートした状態にチームがなれるのは可能性としては大阪しかありません。ほかのチームは誰かが戻ってくるとか、そういう意味でのオプションはないと思います。全選手が揃うのは彼がケガしてから、求める選手が揃わないなかでプレーオフも選手権も勝ちましたし、今シーズン苦しんでいるのは少なからずあると思います。ケガ人の多さと足りないパーツと、最後ピースが揃う可能性がある。ピッチに立ったとしても100%できるかどうかはわからないですし、彼にはそこまでプレッシャーをかけたくないので、あくまで可能性があるという意味でシーズン終盤でやっとベストメンバーというかコンプリートした状態でのぞめる可能性があるのは僕らしかいないと思っていますので、そこは僕自身は期待していますが、プレーオフに行かないとそうはいってもそういったものを見せれる機会がなくなってしまうので、まだしばらくはケガ人含めて厳しい戦いが続くのは間違いないと思っています。この3週間をレベルアップ含めて過ごしてのぞみたいと思います。

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