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[無料記事 / Fリーグ第24節]ペスカドーラ町田・金山友紀選手「ギリギリまで判断して決断する技術」(2015/10/20)

タイトル写真 篠崎金山ラインによる2ゴール目の瞬間写真篠崎金山ラインによる2ゴール目の瞬間写真。

 

篠崎金山ラインによる1ゴール目の直後篠崎金山ラインによる1ゴール目の直後。

 

SuperSports XEBIO Fリーグ2015/2016 第24節
ぺスカドーラ町田 4-2 府中アスレティックFC
2015年10月18日(日) 町田市立総合体育館 観客数:1,332人

[得点経過]
0-1 07分45秒 府中 5 皆本晃
1-1 19分59秒 町田 7 金山友紀
2-1 32分13秒 町田 8 滝田学
3-1 35分54秒 町田 7 金山友紀
4-1 39分10秒 町田 10 ボラ
4-2 39分38秒 府中 10 山田 ラファエル ユウゴ

 

前記事でも報告したとおり、2位の町田が4位の府中を下し、3連勝となったわけだが、今節も金山選手の活躍が目立った。リーグでもカップ戦でもゴールを決め、気迫あるプレイでチームを引っ張っている金山選手!
ベテラン選手ではあるが、現在もなおペスカドーラ町田のファーストセットであり、エースでありつつ、精神的支柱でもある存在である。今節は金山選手もゆかりのある長野県小谷(おたり)村の皆さんが応援に駆けつけたのだが、小谷でもヒーローの金山選手にインタビューをした。
※藤井健太さんとペスカドーラ町田の選手で長野県小谷村にて共同開催イベントを毎年行っており、金山友紀選手もいつも呼ばれている。筆者自身もこのイベントに3回参加をしており、ペスカドーラ町田を熱烈に応援するきっかけとなっている。

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤学

 

タイトル写真のゴール直後の写真タイトル写真のゴール直後。

 

以下が金山選手のインタビュー。

古澤:今節のゴールの振り返りをお願いします。

金山:今節のゴールは2点共にシノ(篠崎隆樹)からいいタイミングでパスが来たので自分は合わせるだけのゴールでした。そこに居ないと生まれないゴールですが、そこにパスを出すことができないと生まれないゴールでもありました。やはり、生かしてもらうことが自分の持ち味であり特徴です! 1点目はコーナーキックから、2点目はフリーキックからで、自分に最初からパスをするのを決めていたわけではなくて、最後までしっかりと見て空いている自分にパスを送り込んだ(篠崎の)判断とその技術が賞賛されるプレーであると思います。

古澤:今日の試合も途中1点ビハインドで、フィニッシュがなかなか決まらない場面もありつつ、最終的に勝つことができたというのが今シーズンの町田の強さだと思います。1か月前に金山選手が語ってくれた課題、「流れの中でどうゴールの確率を上げていくかの部分」は改善しているのかどうか教えてください。

金山:流れの中でのゴールという部分では今日も出なかったですが、厚みのある攻撃はできてきていると思います。この数を増やしていくことで可能性を高めていき、シーズン終盤で少し形にしていきたい部分です。
具体的には今回のようなセットプレイのみならず、試合の中でいいところにいる選手を判断してパスを出すことができていけばもっと厚みがある攻撃と共に流れの中でも得点機会が増えてくると思います。
生かしてもらうことが自分の持ち味であり特徴であると冒頭でいいましたが、自分自身がゴールをしなくてもいいと思っています。ゴールに近いところでギリギリまで判断して決断する技術が大切だと思っています。
(注:[Fリーグ第20節]ペスカドーラ町田・金山友紀選手「流れの中でどうゴールの確率を上げていくか。今日だけでなく数試合同じ問題です」(2015/9/23)参照)

古澤:いつもではありますが、特に気迫のこもったコーチングでピッチサイドにいた僕のところまで声が届きました。どのような声出し・指示をされていたのか答えられる範囲で教えてください。

金山:もちろんそれはいつもと変わらないつもりですが、ちょっと集中を欠いたプレーに声をかけたことは覚えています。今日みたいな試合は1点で大きく流れが変わったりするので、気を抜くなという意味あいもあって声を張っていたというのはあります。

 

試合終了後、ファン・サポーターへ見せる満面の笑顔試合終了後、ファン・サポーターへ見せる満面の笑顔。

 

古澤:最終的に2点差という形で勝てたのはホームの後押し、サポーターの力もあったと思います。そして、今節は長野県小谷村の皆さんの存在も力になったのではないかと思います。

金山:小谷村の皆さんが来ていた試合でしたし、いい試合を見せたいとは思ってました。そこに関しては勝利をお見せすることができてうれしく思います。

古澤:これから一段とシビアな戦いが続きますが、名古屋セントラルは大事な試合だと思います。意気込みをお願いします。

金山:第3クールに入ってプレーオフ争いのチームとの直接対決が続いていますが、自分たちは目の前の試合を1つ1つ戦っていくのみです。今度の名古屋セントラルもそういった意味で大切な2試合となります。

インタビューは以上。

今節の金山選手と篠崎選手のコンビプレイに関しては会場にいた者であれば鳥肌がたったものと思われる。
今回のインタビューで金山選手の駆け引きの部分の話が聞けた。
今回の話を参考にしつつ金山選手の動きに注目しつつ、チームの変化についても期待したい!
金山選手には200試合出場記念インタビューもしていますので近日アップいたします!

コアなお話もたくさん語ってくださったので楽しみにしていただければと思います。

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