デジタルピヴォ! プラス

【特別無料記事】ぺスカドーラ町田・岡山孝介監督「今の中井健介の戦術理解度は標準以上」(2015/5/21)

岡山監督

 

SuperSports XEBIO Fリーグ2015/2016第3節にてぺスカドーラ町田の中井健介選手は待望のリーグ初ゴールを決めた。昨シーズン、リーグでは出場機会に恵まれない時期を経験したが、PUMA CUP2015からセットにコンスタントに入れるようになってきている中井選手の「成長」について、今季その中井選手を積極的に起用している岡山孝介監督に話を聞いてみた。

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤学

 

古澤:監督の考える中井選手の役割・ストロングポイントを教えてください。また、成長したところはどんなところでしょうか?

岡山:スピードがあるから裏を取ることができる。そして、自らゴールを獲ったりチャンスをつくったりするのが役割だと思う。また、今は考えてプレイができている。周りの動き、バランスを見て何をすべきか判断できている。サポートの質もよくなっているし、いつボールを回して、いつ仕掛けるかも理解できている。去年の最初のころとは比較にならないくらいよくなってきている。

古澤:去年はそういった部分ができていなかったのですね。

岡山:Fリーグでも速い選手はたくさんいるし、速い選手は裏をどんどん狙えるけど、いつ狙うかが大事なことでそれを理解できてきているのが一番大きい。

古澤:そういう変化、成長が今試合に出れている理由ですね。

岡山:間違いないです!

古澤:その変化はPUMA CUP2015あたりからですか?

岡山:実際はもう少し前です。力を見せはじめたのはPUMA CUPからだけど、リーグ終盤・3巡目くらいには波があるものの、大分よくなってきていて、いい部分は出てきていた。

古澤:かつて戦術理解は標準以下だったとのことですが、標準まで上げてきたというところでしょうか?

岡山:いやいや、標準より高いです。

古澤:それは努力ですか? 映像を観たり。

岡山:もちろんそれもあります。あとは考えてプレイをしています。それから、質問も一番してきます。練習自体には全部の練習に意図があるけれど、それをくみ取ったりもしている。疑問があったらその場で残さない。解決しようとする。

古澤:今シーズンが始まり3節が過ぎました。ここまでを評価するとどうですか?

岡山:日に日によくなっています。やはり経験していかないと実戦で練習どおりのプレイを出すのは簡単ではないのです。そこらへんは場数を踏まないと改善できない部分があるのでそういう意味で最初は苦戦していたけど、本当に1試合1試合やる度によくなっている。

古澤:試合勘でしょうか?

岡山:そうそう。

古澤:実際に頭で理解できるようになってもできるかという話ですね。

岡山:もちろん! それを緊張した状態でできるかという話で。紅白戦であれば手の内が分かっているから何も考えなくてもできるシーンがあるけれど、実際の試合になると想定していない守り方が出てくるとそれに対応できるか。それを考えているうちにタイミングを逃してしまう。

 

岡山監督のインタビューは以上です、いかがでしたか?

次回は、中井健介選手ご本人のインタビューです。

(了)

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ