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[チームSMILE松戸奮闘記]今度こそ流れの中でゴールを奪えるのか!?(2015/4/21)

1_我がチームSMILE松戸の精鋭たち我がチームSMILE松戸の精鋭たち。左からデンさん、りょうちゃん、クマちゃん、ムラピー、タメちゃん、ヨッシー。今日は20代、30代、40代、70代の全部で10人での参戦だった。

 

チームSMILE松戸奮闘記
「サンデーリーグ Spring Stage」3部 第2節
トミー・フットサル松戸 2015年4月19日(日)

▪️リーグ第2節結果
http://www.h2.dion.ne.jp/~tsg/result/sunday/result_3.html

 

「チキショー! バカやろー!」
彼は激しい言葉で僕を罵倒した。それはやむを得ないことだった。2節が行われたこの日の第3試合、ルーズボールに飛び込んだ僕は同条件でアプローチした彼に振り上げた右足で腹部に蹴りを入れ、右の拳でのどもとにパンチを入れる格好になってしまったのだから。どうと倒れた彼は尻もちをつきながらそう叫んだ。幸い当たりはどちらも浅く、彼にケガはなくすぐに和解が成立、したのだが、予想外なことが待っていた。過去のピヴォチャン予選でもいいレフェリングをしてくれている顔なじみのここのレフェリーが、まったりとした仕草でイエローカードを僕に向かって提示した。え、そうなの!? 悪意の全くなかった僕は意外だったが同時にうれしかった。だって生まれて初めてのイエローカードだもの。それにしても彼らはなぜゆったりとした動きで“儀式”を執り行うのかいつも不思議に思っていたが、なぜかこの日はそのこと自体がうれしかった。いいレフェリーにカードをもらったと思った。“もらう”という表現はこの事態にそぐわないと思っていたがそうではなかった。フットボールやっててよかったと思えた瞬間だった。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

2_試合前に渡辺監督の指示を聞く1stセットの4人。試合直前に渡辺監督の指示を聞く1stセットの4人。チョーさん(写真右から2人目)は今回が初参加だ。

 

我々チームSMILE松戸が戦う舞台は「サンデーリーグ Spring Stage」の3部。つまり一番下のカテゴリーだ。前回の1節を僕は欠席したが、4試合で勝ち点はゼロだった。チームとしては今度こそ勝ち点をあげようという意欲が少し充満していた。なぜ少しだったかというと前回経験者は相手チームが若くうまい連中で構成されていることを知っていたからだ。チームを指揮する渡辺良太監督も「このレベルのリーグは難しい」といっていた。だから、せめて勝ち点「1」を、というのが現実的な目標だった。
そのチーム目標とは別に、僕には個人的な目標があった。記事タイトルにも掲げた、“流れの中からゴールを奪う”というものだ。それには伏線があった。『[山下日記]え、オレのゴールは1回7点!? 何それ、でも…。』を読んでくれた人はわかってくれていると思う。

http://pivo.co.jp/06a_hrefhttpwwwtargmajppivoplus20150406post15392e382b9e3839ee382a4e383abe4baa4e6b581e688a6_328_relatta.php

スマイル交流戦ですべてのお膳立てをしてオレにPKを蹴らせてくれたタメちゃんも今回のリーグ戦を前に「今度こそ流れの中で」とエールを送ってくれていた。結論をいってしまうと、4試合すべてで後半途中出場した僕に、PKはおろか流れの中からのゴールは生まれなかった。イエローをもらった第3戦だったと思うけど(頭がいっぱいいっぱいではっきり覚えていなんだよなぁ)、文字どおり流れの中でゴールするチャンスが目の前にあった。うちのチームが相手を押し込み、フィクソのタメちゃんが高い位置へボールを運んだとき、僕はディフェンスとゴレイロの間に侵入した。と、そこへ絶妙なタイミングで浮き球のパスが入った。来た~!! あとはゴールへ流し込むだけ、というシチュエーション。なのに足が出なかった。何故かわからない。とにかく出なかった。見送った。このあとボールはすっぽりと相手ゴレイロの胸に収まり、その後はお決まりのカウンター。結果的に全4試合で唯一の絶好のチャンスをぶっ潰したオレ。試合後、タメちゃんがこういった、「山下さん、ボレーシュート」。たっくんは、「あと一歩でした」。ああ、オレがあれを入れていれば。このレポートももっとテンションの高いものになったのに!

(残り 2046文字/全文: 3835文字)

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