デジタルピヴォ! プラス

[Fリーグ観客動員数5位]フウガドールすみだ・安藤弘之代表「若干少ないが、順位が順位だけにしかたない」(2014/12/30)

image写真は観客数981人を数えた24節・北海道戦の墨田区総合体育館。この試合のように最後までハラハラドキドキする緊迫した試合を続けていけばリピーターは確実に増えていく、と安藤代表は語った。

 

人気チームに集まる期待感

人気チーム、フウガドールすみだに観客数で僕は多大な期待を抱いていた。しかし現実は想像以上に厳しい。結論を急ぐ前にすみだのここまでを振り返ろう。今季すみだのホームゲームは5節の大分戦から始まっている。このときの観客数は1,300人にあと一歩という数字を記録した。Fリーグ参入初年度からこの数字。さすが、すみだと感心した。しかし都心の“浮遊層”をつかむ大事な試合で敗戦し、それが響いたのか1,000人を割り込む中で、次戦でまたも手痛い敗戦。ホーム第3戦で人気チーム名古屋を迎えて今季ここまでで最高の数字を記録するが3連敗。神戸、浜松戦でようやく勝ったものの、2試合連続で1,000人を割り込んだ。「なかなかホームで勝てない」(安藤代表)すみだの象徴的な結果が15、16節の浦安戦。ホームアリーナの距離が最も近いチーム同士の初戦は、アウエーのサポーターが大挙押し掛け盛り上がったが、ホーム4敗目。16節のアウエーゲームで再び浦安と戦い勝利。これが逆の結果になっていたらホーム3連勝だったわけで、流れの悪さはいかんともしがたい。それが22節までのすみだの現実だった。

[ホームアリーナ/墨田区総合体育館での観客数実績]
第5節 7月19日(土) 1-2 大分 1,284人
第6節 7月26日(土) 1-4 町田 967人
第10節 8月20日(水) 2-3 名古屋 1,462人
第11節 9月5日(金) 4-2 神戸 912人
第12節 9月13日(土) 3-2 浜松 938人
第15節 9月27日(土) 2-3 浦安 1,254人
第18節 11月1日(土) 1-3 大阪 1,001人

[第22節終了時の観客数と順位]
1位 北海道 7試合 1,749人
2位 名古屋 8試合 1,390人
3位 町田 6試合 1,236人
4位 浦安 7試合 1,177人
5位 すみだ 7試合 1,117人
6位 神戸 8試合 1,088人
7位 大阪 7試合 1,087人
7位 府中 9試合 1,087人
9位 浜松 7試合 1,043人
10位 湘南 8試合 897人
11位 仙台 7試合 865人
12位 大分 7試合 844人

22節まで2勝5敗と厳しい結果に終わっているすみだだが、1試合平均観客数は1,117人で5位。この現実を安藤代表はどうとらえているのか。24節終了時に話を聞いた。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

いい試合は余韻を楽しんでくれている

Pivo! 22節を終わって、ホームの平均観客数が1,117人。この数字は多いか少ないか。

安藤 う~ん、若干少ないかなっていう程度ですけど、まあ、しかたないかなというところはありますね。順位が順位だけに。

Pivo! やはり順位との関係は大きいか。

(残り 3687文字/全文: 4864文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ