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[Fリーグ第7節]湘南ベルマーレ・伊久間洋輔監督「今季初勝利はいつかって? ボラの復調次第だ」(2014/8/8)

image「いい攻撃はできているがチャンスで決め切れない」と語る伊久間監督。威勢のいい言葉はなかった。

 

Fリーグ2014/2015 powered by inゼリー 第7節
ペスカドーラ町田 2-2 湘南ベルマーレ
2014年8月3日(日)17:00Kickoff 町田市立総合体育館 観客数:1,083人

[得点経過]
0-1 10分04秒 湘南ベルマーレ 18 小野大輔
1-1 11分06秒 ペスカドーラ町田 10 狩野新
2-1 23分10秒 ペスカドーラ町田 21 出浦知弘
2-2 25分22秒 湘南ベルマーレ 11 内村俊太

 

▼深刻な決定力不足で未だ未勝利

湘南が決定力不足に悩んでいる。7節が終わって4引き分け3敗で、総得点が14。1試合2点というローペースだ。その最大の原因はエース、ボラの不調にある。ここまでわずか3得点。例年、得点王を争っている名古屋の森岡が7点を決めてランキング首位タイにいることを考えると、助っ人外国人としてはほとほと頼りない数字だ。伊久間監督によれば体調は悪くない、ただシュートのタイミングが合ってないのだという。この日もボラはピッチに出ていく1stセットと2ndセットを横目にベンチ脇のアップスペースで黙々とストレッチに励んでいた。ようやく前半10分にピッチに立ったが、鍛え抜かれた弾丸のような肉体で相手ゴール前に飛び込む様子も見られず、ゴールのにおいすらしなかった。だからといって湘南は悪いことばかりではない。この日の試合も特に前半は高いポゼッションから相手を押し込み、どちらがホームチームか分からない展開を見せた。試合の全権をまかされている横澤コーチによれば「名古屋戦も(結果は大敗だが)、押し込んでいたのはうちだった」と語っている。だから相手より1点多く獲れれば4引き分けを4勝にすることができるのに、そこが果たせず、コーチ陣も選手もフロントも、じれったい状態が続いている。それでもこの日は日本代表の内村が1ゴール1アシストと全ゴールに関わる活躍を見せた。若い内村を軸に、この我慢どころをしのいでいくしかないのが現状。記者会見も愚痴っぽいコメントに終始した。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

image選手の輪の中心で陣頭指揮にあたる横澤コーチ。伊久間監督、奥村コーチらでスタートしたトロイカ体制はここまで結果を出していないが、「必ず巻き返しますから、楽しみにしていてください」(横澤コーチ)と強気を崩していなかった。

 

■監督会見
(試合を振り返って)
▼あと1点が入ればうちの勝利

伊久間監督 ここ最近、攻めに関しては相手を押し込んでいくところまではいいと思うんですけど。前回(6節)の大分戦からカウンター対策等は練習してきたことはできたと思いますし、(今日の)町田さんへの対策もできていたと。ただやっぱり、チャンスに決めきれない部分を、どう改善していくかっていうところが今後の課題かなと思います。

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