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[山下コラム]須賀vs.木暮、パワープレー論争が暗示するものとは!?(2014/7/2)

imageフウガドールすみだの須賀監督。相手のパワープレー対策には時間を割いてきたという。

 

Fリーグ2014/2015 powered by inゼリー 第2節
フウガドールすみだ 1-2 シュライカー大阪
2014年6月27日(金)19:30Kickoff 観客数:1,339人

[得点経過]
0-1 8分31秒 大阪 7 江口孝一
1-1 33分01秒 すみだ 9 田村佳翔
1-2 37分16秒 大阪 30 松宮充義

 

非常に興味深い“論争”が繰り広げられた。今季開幕戦・代々木セントラルの初日第3試合、すみだ対大阪戦。試合後に、敗れた須賀、勝った木暮監督の順で恒例の記者会見が開かれた。そして監督からの「試合の総括」に続く記者との「一問一答」がかわされたが、その内容が両監督のパワープレー観の根幹に触れる極めて興味深いものとなった。ここでは、その中から、パワープレーに関するコメントだけを抽出。それをベースにパワープレーについて語っていきたい。その前に、まずは以下の両監督のコメントを、先入観なしに読んでください。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

■すみだ・須賀監督の試合後会見
(一問一答)
▼パワープレー対策は立ててきた

Q オーシャンカップ(の準々決勝・湘南戦)と今日と、パワープレーでやられている場面が(あった)。今までのフウガと印象が違うと思うが、パワープレーで失点している要因があれば。

須賀監督 そうですね、パワープレーに関しては湘南とのときとは状況が違いまして、あのときはパワープレーのディフェンスの練習に割く時間があまりなくて、発展途上だったということで、ある程度、新規加入選手と既存の選手で意識が合わなかったりっていうところがあって失点してしまいました。今回は当然かなりの時間を対策に立ててきたので、うまくいかなかったという部分に関しては当然、監督の責任だと思います。ただ、パワープレーっていうのはやっぱり相手も当然リスクをかけていくので、(大阪のパワープレーで決勝ゴールが決まった)その一個前のシーンの跳ね返りが逆にマイボールになってボールが枠に決まったら当然こっちのゴールになるわけで、そういうリスクを相手が背負ってきたっていうことがすべてだったと思うので。そんなに悲観はしていないです。

(残り 2785文字/全文: 3721文字)

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