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船越弘幸、デフサッカー日本代表とデフフットサル日本代表を掛け持ちでプレー!_その2(2014/3/12)

1_初代デフフットサル日本代表
初代デフフットサル日本代表。

 

4_1_初代メンバーで初のフットサルアジア予選
初代メンバーで初のフットサルアジア予選。

 

日本ろう者サッカー協会
http://jdfa.jp

 

まとめ◆デフフットサル日本代表 船越弘幸

 

▼31,000人のろう者の約200人が協会登録

 

デフサッカー・フットサル日本代表のことを語る前に、まずはろう者サッカー・フットサル界の現状を。
日本政府の統計で確認したんですが、現在の日本のろう者人口は約31,000人。
日本ろうあ連盟統計でのろう者は約24,000人。
約1億3,000万人の日本人の人口の1%にも満たない計算になります。
そこで、さっき挙げた31,000人のろう者の中の約200人が日本ろう者サッカー協会に登録しています。
JFA登録人口は各部門トータル約953,000人、第1種だけでも約160,000人。
ろう者がデフサッカー・デフフットサル日本代表になれる確率とJFA登録選手がA代表になれる確率は一目瞭然です。
それに、日本ろう者サッカー協会に登録してる約200人の選手全員が競技指向でサッカー・フットサルをしてるわけではなく、初心者から上級者と幅広いです。
限られたデフサッカー・フットサル人口だからこそ全体的にレベルのバラツキがあるため、「代表」と聞いただけでレベルの高いチームと錯覚してしまう人がほとんどだけど、おもしろいことに健聴者のブラジルやアルゼンチン、スペイン、イタリアなどW杯で優勝し、世界的に強豪国と認識されてる国のデフは健聴者のA代表と逆に弱いです。
デフフットサルはイラン、デフサッカーだとロシアが世界王者で、トルコ、ウクライナ、アイルランド、エジプトといった健聴者の世界では目立たない国々が強いのです。実際2010W杯覇者スペインでも、デフの世界では日本が勝ちました。

 

(残り 1619文字/全文: 2383文字)

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