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[Fリーグ最終節 監督&選手コメント]「プレーオフに向けて自分の切れ味が戻ってきた、最後まで勝ち切りたい!」(リカルジーニョ)

プレーオフでも大暴れが予想されるリカルジーニョ選手。彼があたったらプレーオフでの名古屋の無敗優勝もあり得る。

 

 

チームとしてはもちろんのこと、リーグとしても初のレギュラーシーズン無敗優勝を決めた名古屋オーシャンズ。その絶対王者の中心にいるのが世界的名手、リカルジーニョだ。27歳の小柄なポルトガル人は最終節(ペスカドーラ町田戦)でも疲労の色をまったく見せず獅子奮迅の活躍で2得点し勝利に貢献した。町田は彼ひとりにやられたといってもいいくらいだ。試合後の囲み取材で「プレーオフに向けた抱負を」と問われると、こう答えた。「自分の切れ味が戻って来てますし、精神面も非常にいい。今シーズンは最後まで勝ち切っていきたい」。この小さな巨人が圧倒的な存在感を発揮するならプレーオフ無敗優勝もありそうだ。

プレーオフ・ファイナルステージを控えて、リカルジーニョのコメントを、今季でオーシャンズを離れるアジウ、関野の両監督のそれと併せてお届けしよう。

 

文・写真◆デジタルピヴォ! 山下

 

 

■記者会見

アジウ監督(名古屋オーシャンズ)

無敗優勝を達成できてホッとしている

この試合でリーグが終わってプレーオフという形になるが、わたしたちはここまで無敗で来るというのが1つの目標であったのですが、それが達成できてホッとした気持ちと、この場を借りて選手に感謝したいと思います。5年間、みんなと頑張ってきた積み重ねで、こういう歴史に刻まれる瞬間というのが今、達成できたのかなと思うので、一緒にやってきた選手のみんなが大人として成長した姿を見るというのはわたしにとってとても幸せなことです。

で、週末にはプレーオフが始まります。ここで勝ってFリーグ優勝を取らないとまったく意味がないので、選手、スタッフともども気を引き締めて次の目標に向かいたいと思います。

 

 

■質疑応答

ひと言でいうと進化です

Q アジウ監督に質問です。圧倒的な形での優勝は初めてだが、昨シーズンと比べてどこがよかったのか?

アジウ ひと言でいうと進化です。選手も名古屋オーシャンズもリーグも進歩していると思います。チ−ム内の雰囲気も非常によくて、今シーズンは特にみんなが同じ方向を向いて戦ってきたというのが一番の秘訣だったかなと思います。去年と比べるのではなく例年自分たちの仕事をブラッシュアップして結果が今こういう形で実現できたのだと思います。

 

Q 今季で引退する木暮選手のレギュラーシズンラストゲームだったのにプレー時間が短かった。その理由は?

アジウ わたしたちはいつも試合を研究します。その中でひとりひとりの特徴と、そこで必要とされる戦術とそのための選手というものを考えたうえで選手のセレクションをしている。彼のプレー時間が少なかったのは自分の戦術的なオプションとして考えてください。

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