【Fリーグ2012プレーオフ1stラウンド第1戦】府中が5-1で完勝 大阪不出来の一日
この日2得点を挙げた府中の小山は、ピッチで躍動していた。ただ、後半からピッチに立ったイゴールとの1対1の場面は二度訪れたが、この決定機を決めることはできなかった。
Fリーグ2012プレーオフ1stラウンド 第1戦
シュライカー大阪 1-5 府中アスレティックFC
開催日◆2013年2月1日 19:00 KICK OFF
会場◆テバオーシャンアリーナ/愛知県
写真・文◆本田好伸
2月1日、Fリーグ2012プレーオフ1stラウンドが開幕。リーグ戦2位の大阪と3位の府中が、テバオーシャンアリーナで激突した(大阪のホーム開催)。Fリーグ開幕から6年目、初めて導入されるこのプレーオフ制度によってどんな結果を招くのか、注目が集まる。その最初の試合は、意外な結果となった。
府中が5-1で完勝。リーグ戦の3試合は、府中が2勝1敗と上回っていたが、試合はいずれも僅差で決着。この試合でもその相性のよさが発揮されたが、結果、内容ともにうまくいきすぎというほどに、府中の流れとなっていた。
その流れを生み出した要因は、大阪側に3つある。
1つ目は、ドゥダ監督の不在。彼は、リーグ戦終盤にイゴールの累積警告による出場停止を消化させるため、わざと警告を受けるよう指示したという。それが発覚して3試合の出場停止。このプレーオフ第1戦目までベンチに入ることは許されなかった。監督不在が影響して、大阪は試合中に起こったイレギュラーに対応し切れていなかった。
この試合の大阪は、永井、林、一村、江口のセットと、一木、松宮、瀬戸、ヴィニシウスの2つのセットをベースにそれを交互に投入して戦っていた。ただ、特に永井のいるセットのリズムがよくなかった。起点となるべき永井にボールが収まらず、パスはズレてつながらず、その間に府中のプレスにあってボールを奪われる。そうした負の連鎖から、ゴールを奪われるのは時間の問題と思われた。
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