■烏天狗IMPERIO浦和FC・箱島武監督インタビュー
埼玉県1部リーグ所属「烏天狗IMPERIO浦和FC」。
インタビュー日時:2012年10月21日(埼玉県PUMA CUP)
写真・文 / 田代由美子
今季の埼玉県1部リーグ優勝を決めた「烏天狗IMPERIO浦和FC」。
元々は“烏天狗”と“インペリオ”という別々のチームだった。
烏天狗は2008年度優勝で第11回関東リーグ参入戦出場、3位決定戦まで駒を進めるも敗戦。
インペリオは3年連続リーグ優勝、3年連続で参入戦に挑戦し、いずれも敗退。
“いつまで経っても埼玉のチームが関東に上がれない”
そんな状況が続く中、埼玉のフットサルを牽引してきた2つのチームは合併に踏み切った。
そして最終節を待たずして県リーグ優勝を決め、実質4年連続で参入戦に挑むこととなる。
10月21日に行われた埼玉県PUMA CUPの試合会場にて、合併の経緯や参入戦に向けての意気込みを監督からうかがうことができた。
—まずは、今日の試合の感想を聞かせてください。—
僕たちは1部リーグのほか、西部のオープンリーグにも「烏天狗インペリオ・セグンド」として参加しています。
今日の対戦相手は普段オープンリーグで戦っているチームなので、特徴や戦い方はよくわかっていました。
比較的若い選手を試しながら戦って、しっかり勝てたというところは収穫だと思います。
うちのチームのリーグ優勝は既に決まっているので、若手の起用は今後の参入戦に向けてという意味合いもありました。
—既にリーグ優勝を決めているので、選手権での試合もすべて参入戦への足掛かりということですね?—
この選手権は、県1部のチームとして“準決勝くらいまでは当然勝ち進まなければいけない”というプレッシャーの中での試合です。
でも、参入戦を見据えて若い選手たちを伸ばしたい、試合経験を積ませたいなと。
普段のリーグだと12人しか選手登録できないんですけど、選手権は14人録できるということだったので、いつものリーグとは少し違う戦い方でした。
僕は3年連続で昇格を逃しているので、参入戦での“1点の重み”というのをすごく感じています。
もちろん選手権のタイトルも取りたいですけど、今季の最大の目標は“参入戦突破、関東リーグへの昇格”なんです。
でも、昇格を狙うなら、これから選手権で対戦するであろう“TZK”や“アルティスタ”にも勝つつもりでやらないと難しいかなと思います。
リーグ戦が早くに終わってしまうので、試合勘を失わないためにも選手権で関東大会まで行きたいですね。
もちろん、残りのリーグ戦も勝って、全勝優勝を狙います!
烏天狗と合併して1年目ですが、インペリオとしては3年連続リーグ無敗。
去年も全勝優勝しているんですが、今年のチーム目標も当然“全勝優勝”です。
IMPERIO(撮影日時:2010年4月)。後列右から3番目が箱島武監督。
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