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[Fリーグ第20節]バルドラール浦安対ペスカドーラ町田 シーソーゲームで悔しいドロー

星の一撃で一時は勝ち越し。個人技で何とか打開しようという気持ちが表れたゴールだった。

 

 

初めて大田区総合体育館で行われたセントラル開催、2日目の最終試合は会場からほど近いバルドラール浦安とペスカドーラ町田の一戦となった。前日の試合で町田は最下位に沈むアグレミーナ浜松と引き分け8位、浦安は首位の名古屋オーシャンズに敗戦を喫して6位となっている。この日の初戦で名古屋がバサジィ大分に6対1で快勝、第2試合で4位デウソン神戸と5位エスポラーダ北海道がドロー、続く第3試合では3位の府中アスレティックFCが2位のシュライカー大阪を下して順位が入れ替わった。最下位の浜松は湘南ベルマーレに5対4で競り勝った。上位3チームで行われるプレーオフへの進出を目指す浦安は、この試合で何としても勝ち点3を挙げ、上位陣が団子状態のうちに追いすがりたい。

 

 中島、田中が攻撃で存在感

浦安のスターターは2試合連続で藤原潤、小宮山友祐、星翔太、岩本昌樹、稲葉洸太郎の5人が務める。キックオフ直後、最初のチャンスは町田がつかんだ。永島俊が抜け出してゴレイロと1対1になるが、シュートはゴール右へ。前日の名古屋戦の前半と比べると、なかなか速いボール回しができない浦安は深津孝祐、中島孝、田中智基、川股要佑を投入して3分半頃にはセカンドセットヘ移行する。ボールも少しずつ回り始め、中島や田中がサイドから仕掛けてゴールを狙っていく。11分、ゴール正面からシュートのはね返りを横江怜がボレーを蹴り込んで町田が先制した。ビハインドを負った浦安は直後から中島がキレのある動きを見せ、積極的にゴールに迫る。15分、カウンターから左サイドでボールを受けた稲葉が冷静に決め、浦安がすぐに振り出しに戻した。稲葉はこれでリーグ戦4試合連続のゴール、前日の2得点に続き、ワールドカップ明けも好調を維持している。同点後は浦安に速攻が生まれ、19分に渡井博之、杉尾浩平とつなぐがシュートは枠外となった。

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