ノーミルク佐藤フットボールゼミ

【パリ五輪選手選考18名】可変を踏まえた大岩ジャパンメンバー招集/ノーミルク佐藤の考え

大岩剛監督率いるU23日本代表・大岩ジャパンはU23アジアカップ優勝を果たした。決勝・ウズベキスタン戦で脳震盪の診断を受けたMF荒木遼太郎を除く選手・スタッフは国内組・欧州組ともに帰国の途につき、選手によっては5日の練習からチームへ合流。ともすれば6日のJリーグの試合に帯同・出場する選手も出てくることだろう。仮に6日の試合に出場がなかったとしても、次の週末(11・12日)の試合で復帰し、今月末のパリ五輪代表メンバー発表を待つこととなる。

今回考えていきたいのは、「パリ五輪代表メンバー18人の考察」だ。森保ジャパンや本来の代表大会後であれば本来、一度大会の総括を行ってから次のコンテンツへ向かっていくのが筋だろう。しかし、GK小久保玲央ブライアンが試合終了間際に涙を流したように、「もうこのメンバー(23人)で戦う」ことは訪れない。オーバーエイジ(OA)や今回招集できなかった海外組の合流が(国際Aマッチの期間外のため)必ずしも可能ではないかもしれないが、半数以上が入れ替わってしまえば、別チーム構成となる。

代表発表まで二週間超はあるため、負傷等が怒らないことを願うばかりではあるが、改めてポジション別に考察を行っていきたい。

●「99%」とほぼ確定的なGKポジション

・鈴木彩艶/シントトロイデン
・小久保玲央ブライアン/ベンフィカ
今大会で一躍メインストリームへと躍り出たGK小久保玲央ブライアンは、セービングの安定度に加えて、両足のフィードや両手のボールハンドリング、別次元のバネをもつハイボール処理など、高いレベルでの安定感と抜群のムード構築、模範かつ盛り上げる発言力と試合やTeam Camを通して人々を魅了した。A代表の守護神GK鈴木彩艶の参戦は濃厚そうで、二人の選出はよほどのことがない限り間違いないだろう。

A代表のアジアカップにも参戦したGK野澤大志ブランドンは彼自身の問題よりも、「1チーム2人枠ルール」が邪魔をする。同じFC東京からは他にも候補者がいるため、可能性はやや薄まるか。鹿島アントラーズGK山田大樹は出場出番は訪れず、ジェフ千葉GK藤田和輝は3月のU23日本代表戦での選出はあったが、やはり彼も出番は訪れなかった。

●OAの数で選出メンバーに変更がありそうなDF

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