[2024シーズンを振り返って / 第4位]サスーン(碓井コーチ)とは、オジサン2人、夜な夜なパンケーキ食べながら対策を練ってきた 藁 (関東女子 リガーレヴィア葛飾レディース 細矢弦監督)
2025年1月11日(土)
(PHOTO・なか、TEXT・山下浩正)
リガーレヴィア 葛飾レディース。
シーズン通して碓井コーチの補佐役に回った細谷監督。このダブル指導体制が「120%」の結果を生んだ。
碓井コーチとのダブル指導体制
細矢弦監督にとって碓井孝一郎コーチは即断即決の「プロフェッショナル」であり「師匠」だ。故に、都1から関東女子へ昇格させた立役者にもかかわらず陣頭指揮の役割を譲っている。その2人によるダブル指導体制と“珍道中”を監督が明らかにしてくれた。
第15回関東女子フットサルリーグ2024 最終節
日本環境ブラジニア・フットサル・レディース 3-4 リガーレヴィア葛飾レディース
[得点者]
1-0 01分32秒 ブラジニア #23 小倉杏梨沙
1-1 01分53秒 リガーレ #6 飯村亜美
1-2 08分06秒 リガーレ #10 宮田夏実
1-3 13分43秒 リガーレ #6 飯村亜美
2-3 20分59秒 ブラジニア #23 小倉杏梨沙
3-3 21分49秒 ブラジニア #21 川島蒼生
3-4 30分21秒 リガーレ #5 植村愛海
最終節ブラジニア戦でチーム1点目と3点目を決めた#6飯村亜美.。
ベンチの祝福を受ける同2点目、#10宮田夏実選手。
逆転の決勝ゴールを決めた#5植村愛海。
リガーレヴィア葛飾レディース 細矢弦(ホソヤ ゲン)監督
ベストゴールは関東昇格同期府中戦
#18嶋田萌の同点ゴール!
Pivo! 昇格初年度で終盤まで第3位入賞を見据える位置にいたシーズンだったが、監督にとってどんな1年だったか。
シーズン当初に立てた目標を改めて教えてほしいのと、その目標に対する満足度を知りたい。
細矢 率直にあっという間のシーズンでした。
当初立てた目標は、
リーグ優勝
3位入賞 地域チャンピオンリーグ出場
選手権関東大会進出
この3つでした。
欲をいえば、きりが無いですが
120点では、ないでしょうか?
シーズンが始まるにあたり、関東リーグ1年生の自分たちは、すべてのベースを上げる必要がありました。
ボールを止める蹴るの更に1個前の段階の走る止まるのところのフィジカルベースを上げるために筋トレ、走り込みなどから始めました。
食事も摂生したり、うちの選手はまじめで、つらいトレーニングも前向きに取り組んでくれます。
シーズン中、平日3回と週末の練習で、決して楽ではありません。アマチュアスポーツ特有ですが、フットサルしてるところ以外でもフットサルのために仕事等のいろいろな調整で戦っています。
本当に尊敬しています。
ごめんなさい、ちょっと、脱線してしまいました。
あくまでも、リーグ優勝、ちーちゃん、選手権関東大会進出が目標でした。
何試合かやっていくうちに通用するのか、しないのか、自分たちの立ち位置がわかるだろうと思いながらも、常に今、何勝何敗かを意識して、シーズン通して、チャレンジし続けました。
Pivo! 監督にとって今シーズンのベストバウトは何節の試合か、そしてその理由は?
また勝ち負けに関係なく、“ああ、監督をやっててよかったぁ!”としみじみ感じたのはどんなシーンだったか。
細矢 ベストバウトかどうかはわかりませんが、やはり、関東リーグ初勝利の第3節ヴィエント戦は、記憶に残っています。 チーム初の関東リーグ第1節で負けてしまい、もしかしたら1勝もできないのでは…と、よぎったときもありました。
その中、今季新加入の#9三尾ひかりがセンセーショナルに2得点、ドリブル技術の高さが目立つ#28神永真千子ですが、キャプテンとしてアツい気持ちを持ちながらプレーする中での倒れながらのシュートで勝ち取った、関東リーグ初勝利は、やはり、うれしかったです。
毎回そうですが、ゴールして、勝利して、選手、スタッフ、応援してくれる方々の笑顔が見れるときは、本当にうれしいです。
Pivo! リガーレの最終スタッツは次のとおり。
順位:第4位 勝ち点:16 戦績:5勝1分け3敗 総得点:24 総失点:22 得失点差:2
得失点差が2にとどまったが、監督の目にはこのデータはどう映っているか。
細矢 戦績でいえば、初年度としては、上出来です。
ただ、もともとリガーレは、スペシャルな選手は少なく、守備のチームでしたので、失点数を見ると、関東リーグのレベルの高さを感じています。
Pivo! 監督にとって今季ベストゴールは何節のどのゴールだったか。自ら示してきたプレーモデル、振る舞いを選手が体現してくれてゴールが決まった瞬間の感動をはじめ、選手名、試合の流れなどを詳しく!
監督が今季ベストゴールに選んだ#18嶋田萌の府中戦1-2からの同点ゴール。
細矢 1つを選ぶのは非常に難しいですが、第11節府中アスレティックFCレディース戦の
#18嶋田萌の反転して、コントロールして、しっかり流し込んだシュート(海野さんの解説より)。1シーズン前の都リーグ時代、負け越していて、関東リーグ参入同期の府中さんに1-2とビハインドからの同点弾です。映像を見返したとき、自分全く喜んでいなくて。。。余裕が無かったようですね。
プレーモデル的に、同じローテーションの繰り返しなので、どうしてもマンネリ化して、飽きてきたり、うまくいかなかったり、ただのボール回しになってしまうんです。
流れを変えるために、ゴレを#21新井裕子に代えたり、#5植村愛海、#7小根山瑞稀をファーストセットに入れたりして、追いつき、更に#7小根山瑞稀の追加点で3-2。
負けてる時間帯も我慢強くボールを回し続け逆転できる、選手たちのメンタルの強さを感じました。
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