強いていうなら負けなければいいということだけが明確なゲームプランだった!(AOH Futsal Club 代表・監督兼任選手 小田智之)[関東2部入替戦]
1-0で迎えたハーフタイム、「後半まず1点獲らないとしんどくなるのはこっちだぞ」と選手にゲキを飛ばすAOH小田監督。その1点を2ndピリオド開始53秒で自ら形にしてみせた。
2023年3月4日(土) 神奈川県立スポーツセンター
(PHOTO、TEXT・山下浩正)
AOKING。参入戦の奮闘を制してこの舞台に立った都1の覇者。
AOH Futsal Club。リーグ最後の2試合で連敗し12位となり入替戦に。
第25回関東フットサルリーグ2部入替戦
AOH Futsal Club 2-2 AOKING
(規定により上位リーグのAOHが残留)
[得点経過]
1-0 16分17秒 AOH #10 茅野雄一郎
2-0 20分53秒 AOH #22 小田智之
2-1 21分04秒 AOKING #25 堀口祐輔
2-2 37分16秒 AOKING #7 井小路馨
勢いのある相手といかに戦うか
フットサルには絶対に負けられない試合がある。その一つが昇降格を懸けた入替戦だ。特に負ければ降格の上位リーグチームにとって持つ意味は重い。
関東2部 AOH Futsal Club対東京都1部 AOKING戦。結果は皆さんご存知のとおり2-2のドローで規定によりAOHが残留した。
参入戦を勝ち上がり勢いのあるアオキングといかに戦ってAOHは残留をものにしたのか。その戦いの裏側をAOHの代表で監督兼任プレーヤーの小田智之に聞いた。
質問傾向は技術・戦術的なことよりも流れの中でのメンタル面が主となったが、小田の、なんともいえない脱力感漂う回答ぶりが不思議なほどリアリティを醸し出していた。
小田智之監督
しっかりボールを動かして背後を狙う戦法
Pivo! 格下だがこの入替戦前の参入戦でどこよりも勢いのあったアオキング相手に全体に押し込まれる時間が長かったが、終始冷静に対応しているように思えた。それでも同点にされる苦しい展開となったが、それはこの後聞くとしてまずはこの試合、相手をどう分析し、どんなゲームプランで臨んだのか。
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