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[関東女子の監督に問う! 2021はどんな1年だった?]長谷川詩花と一緒に立てた目標「中学生ゴール」を達成できた! (ドリームフットサルパーク/ポルコ 須崎充樹監督)

最終節ハーフタイムに身振り手振りで動きの指示を選手に伝える。

 

(PHOTO、まとめ 山下浩正)

 

最終節ようやく勝利への意欲を見せたポルコ。

 

14歳がチーム得点王という現実

主力がごそっと抜けたポルコにとって2021年は苦しいシーズンだった。8試合を消化して1勝1分け6敗・勝ち点4で10位に終わっている。「どん底の時期を乗り越えてようやく勝ちたいっていう気持ちを選手たちが見せてくれたのは最終節だった」(須崎監督)。そんなポルコにあって大きな光明は中学生にして関東女子で自身初のゴールを決めた#11長谷川詩花の成長だろう。長谷川はしかもシーズン3ゴールを決めて#13松波香穂とともにチーム得点王になっている。確かに中学生が3ゴールでチームトップという現実は厳しいものがある。だが彼女のさらなる成長を考えると来季に向けたポルコには希望しかないだろう。彼女をいかにチームの主軸に育て勝利をより多くつかんでいくか、須崎監督の手腕にかかっている。

 

最終節フュージョン戦、マーカーを振り切ってカットインする長谷川。
そしてシュートモーションに入る。
シュートは相手ゴレイラにセーブされるが関東デビュー1年目の14歳とは思えない自信に満ちたプレーぶりだ。

 

最終節でようやく勝ちたいっていう意欲が

Pivo! 今シーズンは監督にとってどんな1年だったか。1年の成果を100点満点で何点か数値化してほしい!

須崎 昨年と同様コロナの影響もあり、思う様に活動ができずに大変苦しいシーズンでした。結果も出ずに選手たちもすごく苦しかったんじゃないかと思います。

練習にメンバーも集まれず、やりたいこともやれない中なんとか進んできたのが現状です。
そんな中選手のケアをしっかりとしてあげれなくて、モチベーションを下げてしまう選手もいました。
なので今年の点数は30点です

Pivo! 監督にとって今季のベストバウトは何節の試合か、そしてその理由は?
また勝ち負けに関係なく、“ああ、監督をやっててよかったぁ!”としみじみ感じたのはどんなシーンだったか? 具体的に!

須崎 最終節のフュージョン戦ですね。
どん底の時期を乗り越えてようやく勝ちたいっていう気持ちを選手たちが見せてくれました。
中学生の長谷川詩花(おとは)が前の試合(第12節マデイラブランコfv戦で2ゴール)に続きゴールを決めてくれたことはポルコにとって大きかったです。
彼女の様な選手をたくさん輩出するのがポルコの役目だと思っています。

(残り 2205文字/全文: 3250文字)

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