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無料:頑張りたいという気持ちが一番(皐月フットサル 井上和昭監督)

 

2021年4月18日 フットサルコート品川
(PHOTO・TEXT なか)

 

 

ULVO BELINDAの立ち上げに携わり、自らLa puerta-junto ladies(当時、東京都女子1部)、昨シーズンまでFUSION(関東女子)のコーチを務め、女子チームの経験も豊富な井上和昭氏に白羽の矢が立った。
新しい女子チームの監督として、1年の準備期間をもって東京都女子リーグに参戦する。
手厚いコーチ、スタッフ陣を率いて挑む先には何があるのか。
経験だけでなく、その熱い思いとともに、皐月フットサルというチームについて語ってもらった。

 

 

井上和昭(いのうえ かずあき)監督

Pivo! チームを立ち上げたばかりですが、今チームの状態はどういう状況ですか。

井上 まだつま先立ちなのか? 膝立ちなのか? 本当の意味でいうと、今日が第一歩目でみなさんに体験に来てもらった形です。
もともとやりたいって方は何人かいるってことなので、本格的な活動は来月、5月から予定しているので、スタート直前みたいなイメージですね。

Pivo! 1回目も体験会をやられてますよね。今回2回目と、前回来た方も参加されていますか。

井上 そうですね、たぶんお話があったと思うんですけど、ベースに皐月フットボールクラブというサッカーチームがあって、その子たちに対しての発表会みたいな形で開催しました。
今回も皐月フットボールクラブの子達やOGの子が何人か参加してくれました。
そのOGの中で入団したいという子が出てきているので、イメージ的には母体がサッカーのチームがあって、その中でフットサルに興味を持ってくれるというひとつのきっかけにはなっているのかなと思いますね。

Pivo! アキさん自体、いろんなチームでコーチとか、監督をやってきたと思うんですが、それらの経験を生かして、皐月フットサルをどういうチームにしていきたいですか?

井上 今までは、ULVO BELINDA(現東京都2部)というチームを立ち上げから3年間指導してきたときには、もともとエンジョイで蹴りたいっていう女子のチームがあって、その子たちが競技にチャレンジすることを後押しするというか、指導してきたっていう経験はありました。しかし今回は全くのゼロベースでやっていくというところが初めてなので、いろいろ未知数なところはあるんですけども、ひとつは品川区に根づいたフットサルチームにしていきたい。それでそこに来る子たちで最初はカテゴリーで考えたら(フットサル競技)未経験の子が来たっていうのもしょうがないと思うんですけど、そういった子たちでも自分の過去の経験から、現在日本リーグのトップで活躍している選手もいるので、そういう選手が育っていくような環境であったりチームにしていきたいです。
そういう意味では、コーチ陣やスタッフ陣を充実させたいという部分もバックボーンがしっかりしているので実現できそうな感じです。
今まで多分こういったチームはなかったと思うので、おもしろいチームにはしていきたいなと思ってます。

Pivo! 今シーズンは、リーグが始まっているので。

井上 もともとそういうイメージです。今年は準備期間で来年参入ってところです。
これからちょっとずつ本格的にやっていくというところなので、あとはまだ名前を出せないんだけどキーパーコーチも、しっかりやってくれる方が決まっているので、本当にたまたま縁があってという形なので、そういうのを大切にしていきながら、おもしろいチームにしていきたいと思います。

Pivo! スタートからスタッフを充実させるって難しいですよね。

井上 難しいですね。

Pivo! それなのに立ち上げからこんなスタッフに恵まれているなんてすごいなって思います。

井上 そうですね、僕も引いた目でみたときに、これはなかなかないなって、サポートしてくれる大人たちがどんどん集まってくるって、不思議な感じのスタートなので、それに恥じないように選手を育てていけたらと思っています。

Pivo! おそらくいちからっていう人もいると思いますけど、活動はどういった感じで練習を行っていくのでしょうか。

井上 今年は高望みせずに、基礎的なことがメインになってくるのかなと。ただ、ひとつの基準はフットサル経験がなくとも、ある程度サッカー経験があれば・・・ボールが蹴れるっていうところが、境目になってくると思うので、そこらへんをこれから、どういう基準で入団をしてもらおうかとか、全くの経験がなくても受け入れて育てていくのか、そこらへんの判断をみんなで話し合ってやっていこうかなという感じになると思いますね。
今日も経験者チームと、そうでないチームと分けたんですけど、練習はサッカーやっていた子は特に、フットサル特有の足の裏の使い方とか、そういったところを直していくと、もっともっとよくなると思います。入団したいという皐月フットボールの子も、サッカーも平行してやるっていうこともあるので、フットサルを始めたことでサッカーにいきてくれればいいかなと。そういった期待も持ちながらですかね。あとはリーグが始まるころになったら、こういうふうな戦い方をしていこうかというのは、ある程度人が固まってから考えればいいかなと。今はざっくりフットサルというところを、基礎から上げて行くっていう感じですかね。

Pivo! やっぱり、リーグに上がるうえで、実践経験って必要になってくるじゃないですか、ある程度基礎が固まってきたらトレーニングマッチなんかも必要になってきますよね。

井上 必要ですね。選手がまだゼロなのに、ありがたいことに関東のFUSIONさんから「やりましょう」って(笑)。いや、ごめんなさい、まだ選手ゼロですみたいな(笑)、そんなやりとりを既に。ある程度固まったら、一番最初はFUSIONさんとやってみたいなと。なかなかないですよ、エントランスで入ってきて最初に関東のチームに申し込んでも、受けてくれるところって絶対にないので。エントランスに入ってきたチームとやっても得がないじゃないですか? やってくれるというのは、僕が前にコーチをやっていたつながりがあってだと思うので、それは僕も非常に楽しみな部分です。なるべく上のカテゴリーのチームのところとやっていって、いろいろ経験させたいなと思っています。

Pivo! そのときは是非呼んでください。

井上 そうですね、はい。

Pivo! 皐月フットサルはまだメンバーがいないということで、立ち上げのメンバーを募集しているところですが、どういう人に来てもらいたいですか。

井上 まず一番は、このチームで戦いたいとか、このチームで頑張りたいという気持ちの部分を持ってくれる子がいいですかね。なんとなく誘われてっていう子もいると思うんですけど、トレーニングってやっぱり必要じゃないですか、最終的にそういうところが根底にあって、なぜこのチームでっていうところとか、あとはとにかくうまくなりたいからって、いろいろあると思うんだけど、まずは『このチームで頑張りたい!』という気持ちがある子が来てくれるのが一番ですね。

Pivo! 活動していくうえで、必要なのは皐月フットサルを観てくれる人。ファンとかサポーターという方たちだと思うんですけど、そういう方たちにメッセージをお願いします。

井上 いろんな見方があると思うんですけど、ひとくくりにファンとかサポーターというものもすごく大切なんですけど、頑張っている姿勢とか、姿っていうのを見せられたらいいかな。結果っていうところだと、プロではないので難しい部分はあって、それでも結果っていうところにこだわっていくんですけど、その頑張っている過程も、いろんな手法を使ってアピールできていくと、こんだけ活動しているのか、みたいなことも含めてアピールできたらいいかなとは思っているので、結果だけじゃない部分でも、ファンの人たちにはこれだけやっているんだから頑張ったなとか、いろいろいってもらえるようなチームにしたいですね。

 

 

2021年度新規チーム立ち上げにとなり、入団選手を募集いたします。
詳しくは下記のリンク先の詳細をご覧ください。

https://wift.jp/teams/satsuki-fc/articles/4eI6w9WbQg/

 

 

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