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フトゥーロでプレーすることが昔からの夢だった。(FUTURO #5 船越弘幸)[東京都2部]

新チームで初のユニフォームチェックを受ける。
#5は上村信之介(#11)が付けてきた番号だ。

2020年8月1日  江戸川区総合体育館
(PHOTO、TEXT 山下浩正)

東京都フットサル2部リーグ2020 第1節
FUTURO 2-1 府中アスレティックFCユース
[得点経過]
1-0 8分 FUTURO ♯7 小野寺良輔
1-1 13分 府中AFCユース #14 入澤凛
1-2 28分 FUTURO ♯7 小野寺良輔
(前後半15分ハーフ)

 

DEAFサッカー&フットサル元日本代表

船越弘幸(43歳)は、20歳(1998年)のときにDEAF(デフ=ろう者)サッカー日本代表に選出され以後11年間活躍した。2009年にデフサッカー日本代表を引退するが翌2010年、33歳にして、新たに設立されたデフフットサル日本代表に選ばれ、2019年まで第一線でプレー。また、2014、2015の両年に再びデフサッカー日本代表となり、サッカーとフットサルのデフ日本代表になったばかりかこの2年間は両方を兼任するという極めてまれなキャリアを持つ存在となった。

その船越も2019年を最後にデフフットサル日本代表を引退、同時にGypsy futsal club(関西フットサルリーグ2部)を退団すると、翌2020年に憧れの人・上村信之介がいるFUTURO(東京都フットサルリーグ2部)へ入団、42歳にして新たな夢の一歩を踏み出す。そしてシーズン開幕戦で府中AFCユースを相手に勝利。その試合後に行ったのが今回のインタビューだ。耳が聞こえない船越は幼いころから母親の厳しい発音指導のお陰で、対面する相手の口の動きを読み、手話通訳なしで会話をする能力を身につけていて、今回もこの形で会話が行われた。

「船越弘幸、デフサッカー日本代表とデフフットサル日本代表を掛け持ちでプレー!」(2014/3/5)https://www5.targma.jp/pivoplus/2014/03/05/post8122/?fbclid=IwAR2ykIdGDpm_XcnCYzLski5xTpUgOEv6uM50NfZ5ppoJ9Y__v9zu6tB8kSI

 

縦パスを受けてルックアップからシュートに行く!
#7小野寺のシュートパスをファー詰めに行くがボールはニアのネットを揺らした。

自費で大阪から都リーグ参戦

Pivo! FUTUROに入ることを決めてからチーム練習には何回参加できたのか。

船越 今のところ体育館がなかなか借りられないんで、1週間に1回借りられたらやる、みたいな感じでいるんですが。現状は、公園とか駐車場で練習しているみたいで。でも僕は大阪での生活なので、勤め先が休みの土日に体育館が借りられたときは必ず来るようにしてます。

Pivo! その練習参加はこれまで何回?

船越 えと、(5月に)コロナの緊急事態宣言が明けて3回は来てますね。

Pivo! 前泊もある?

船越 いや、もう、当日行って、(練習や試合後は)そのまま帰るとか。夜行バスで帰りたいんですけど、夜行バスはコロナで(密になるのが)ちょっと怖いんですよ。

Pivo! そっかー。その都度、自費で新幹線往復するわけね。

船越 はいそうです。嫁さんが理解してくれてて。僕は、FUTUROでプレーすることが昔から夢だったんで。(上村)信之介くんと一緒にプレーすることとか、オギ(荻原佳孝)くんとか。フットサルを始めたきっかけがFUTUROなんで、ここでやることが昔からの目標だったんで。やっと入れたし、FUTUROの一員である自覚もって参加してます。平日行けないことは信之介くんも(実の兄の)周さんもチームの皆さんも理解していただけてます。

Pivo! 「フットサルを始めたきっかけがFUTURO」という部分をもう少し掘り下げて話してほしい。

船越 2002年に、大阪のMAG’Sで民間大会に出たとき対戦

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