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無料:やり直し続ける。ポルセイド浜田の決意[F2第2節]

2019年7月6日、横浜
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

Fリーグ2019/2020ディビジョン2 第2節
Y.S.C.C.横浜 10-1 ポルセイド浜田
2019年7月6日(日)横浜市平沼記念体育館 観客数:235人

[得点経過]
1-0 00分46秒 Y.S.C.C.横浜 88 樋口未樹也
2-0 01分20秒 Y.S.C.C.横浜 15 廣戸大志
3-0 16分58秒 Y.S.C.C.横浜 10  橋本裕貴
4-0 21分37秒 Y.S.C.C.横浜 88 樋口未樹也
4-1 29分05秒 ポルセイド浜田 12 宮本拓
5-1 29分52秒 Y.S.C.C.横浜 オウンゴール
6-1 30分40秒 Y.S.C.C.横浜 77 稲葉洸太郎
7-1 32分40秒 Y.S.C.C.横浜 10  橋本裕貴
8-1 33分32秒 Y.S.C.C.横浜 3 伊藤玄
9-1 34分14秒 Y.S.C.C.横浜 3 伊藤玄
10-1 39分22秒 Y.S.C.C.横浜 23 川崎柊音

▼やり直し続けること

『やり直す』。試合後、山本尚希監督とキャプテンの布田有祐は同じことを言った。

それは試合の中でも同じだった。試合開始早々の連続失点、仕切り直しの後半開始の失点、得点をした直後のオウンゴール。その度に彼らは、センターサークルにボールを置きやり直し続けた。

やり直す、それは時間がかかることかもしれない。だが、それがポルセイド浜田の決意。「もうやるだけ」と言った布田の眼に迷いはなかった。

▼変わった部分と変わっていなかった部分

山本尚希 ポルセイド浜田・監督

デカい口を叩いて今日ここに来ましたけど去年と一緒ですね、全く一緒。そこを変えられたと思って今日来た部分と今日やって変えられてない部分で、自分の中ですごいギャップを感じて今のままじゃダメだなと再確認させてもらいました。技術的に低いのはわかっていましたが、メンタルや理解力といった頭の部分での習得は早くできるので、そこが習得させれていなかったのは僕の力のなさだなと感じてますね。

頑張れる選手が出てきていてその選手に頼りがちになっていましたが、でもその選手たちは一生懸命ピッチで体現したことは僕の中で評価しなきゃいけないところだし、見てくれている人にもそれは感じてもらえたと思います。でも負けたのは僕の責任なので、やり直すしかないですね。

――前半はよかったと思いますが、でも後半はスタミナが落ちてセットプレーから失点を重ねていましたが。

山本 まだ作り上げるものが追いついていないところがあります。ディフェンスをまず一個ずつ彼らに習得させて、3-1でピヴォを置いている場合や4-0でクアトロでやってきた場合というものを理解させて、人の入れ替わりやボールの動きといったフットサルの細かいところから伝えて、やっとそこができたのかなというのが前半3失点で抑えれた結果だと思います。

セットプレーの守備がうまくいっていないのは、僕がまだ教え切れていないからです。得点が獲れないのも、僕が攻撃というものを構築できていないからです。布田が一生懸命ピヴォで収めていますけど、まだその先を僕が作って上げれていない。まだディフェンスというところに固執しなければいけない時期で、まだまだ構築していくものがたくさんある中で追いついていないもので失点した感じですね。

――後半に綺麗な形もありました。 

山本 何が起こっているのか目で見てリアクションしたというのが、あのパラレラだと思います。相手が中を切ってプレス強度を上げて裏を空けてきたから、ワンツーでもなく中を使うのでもなくパラレラというのが体現できた。自分たちの判断で選択肢の中で決断をしたプレーで、目で見てできるようになってきています。

――優勝候補と2試合やって、自分たちの基準が見えてきたと思いますが。

山本 あまりポジティブじゃないです、課題は多いので。教え込んできたことができていませんでしたし、やり直すことは多いです。ここから先につなげてステップアップしていくというよりは、さかのぼってやり直すところが必要かなと。まだ前には進めないです。

布田有祐 ポルセイド浜田

開幕のアグレミーナ浜松戦は内容的にはよくできていたのでその勢いのまま入りたかったところでしたけど、シンプルに言ったら去年と同じ。去年は15点獲られて、今回も10点で点獲られて全然ダメだった。もうやるだけです、出直してまたチャレンジさせてもらいます。

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