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無料:Hola japones! Un saludo! 高橋健也スペインリーグ頂点への挑戦!⑤

誕生日のチームメイトをみんなで祝うPica-pica。監督のニコがどこにいるかわかりますか?

 

僕と監督のニコ。この試合はスペインでのデビュー戦でした! 

 

監督との関係性、
本当のコミュニケーションとは?

Hola japones! Un saludo!
(こんにちは! 親愛なる日本の皆さん!)

 

皆さんこんにちは!
投稿の間が空いてしまい、すみませんでした!
さて、今回はスペインの選手と監督の関係性について書きます!

まず、1つ、スペインですべての人間関係においていえることですが非常にフレンドリーであるということです。
もちろんスペイン語には敬語という概念がないので、上下関係だったり、初対面の人への対応は日本人からしたらとてもフランクな感じがします。

このいいところはこちらとしても気を遣うこともなく気軽に話すことができるところです。
相手が年上だとか、あまり知らない人だとかそういうバックグラウンドは関係なく。

逆にそのバックグラウンドを尊重する日本の文化も僕はすばらしいと思います。
これはたぶん、日本人にしかできない感覚であり、対峙した人からすると悪い気分になる人はいないでしょう。

 

しかし、スポーツの面でいうとこれが弊害となってしまうときもあります。
日本の指導のシステム的に学生時代は特にですが、選手が監督に対して何か意見をいうことが許されない傾向があります。
そこには、部活動文化や日本の古来からの風潮など、理由を挙げれば様々なものがありますが、欧米では全く違う印象を受けます。

 

例えば、僕が所属するチームでも監督はとてもフランクだし、チームでご飯を食べるときなどに、ワインを僕に勧めてきたり、スペイン料理の食べ方を教えてくれたり、選手と一緒にふざけたりと自分が日本で見てきた監督像とは少し違ったものでした。
スペインではPica picaといって誕生日の人がみんなに振る舞うスタイルが定着しています。Pica picaはみんなで食べ物をつつくみたいな意味で振る舞うものはピザであったりポテチだったり、様々です! 僕は寿司を持ってこいといわれました。笑 生物なので持っていきませんでしたが。笑

監督とはもう、友達のような感覚です。
これはいい換えれば、選手との距離が近く、コミュニケーションがとりやすい環境であるといえます。
そのため、練習中も選手が監督に意見をする場面がすごく多いです。
時には、監督があきれるほどに、、笑

 

僕は最初のころはとにかく監督のいうことに対して従っていくことがまず試合に出るためにもアピールをするためにも大切だと思っていました。

しかし、その考えは少し違っていました。

監督が求めるものの中でもやはり自分の考えとのズレであったり、自分はこういうプレーのほうがいいのに、、
と思うこともありました。

そして、今考える僕の中での結論はこうです。
まず、自分が選手としてこういうスタイルだという絶対的なものを持っていて、
そこと監督の求めるプレーを擦り合わせていくことが必要である、と。

自分よがりになってもダメだし、監督のいうことばかりを聞いて自分というものがなくなってもダメだということです。
監督からするとお前はじゃあどういうプレイヤーなんだ? というふうになってしまいます。
チームのスタイルで自分のプレースタイルを変えるのではなくて(もちろんそれが高いレベルでできるのであれば重宝されるとは思いますが)、
自分というプレイヤーをどうチームにうまく当てはめていくかという感覚だと思います。

 

そのために場面場面で意見を交換し、ここは自分はこうできる、ここはそのほうがいいのか? という擦り合わせ、つまりコミュニケーションが大事になってくるのです。

監督だからすべてのいうことを聞かなければならないのではなく、これは人間対人間のコミュニケーションであり、またチームにおいて選手は監督と同じくらい重要な存在で対等です。
コートでプレーするのは選手であり、監督がチームの先頭に立ちますが絶対的に偉いというわけではないということです。

その関係性が大切だと思います。
ここまでいっている僕もやはりもっと監督やチームメートに意見していかなければなりません。
スペイン人からしたら無口なほうだと思われているかもしれないですし。笑

 

これもまた自分としては選手として、人間として成長するチャンスだと思っています。
自分が違うと思うことには「違う」と言うことができる強さ。
これは、簡単なようでとても難しいことだと思います。

すべてのコミュニケーションにおいて人間対人間である以上、対等であり、誰にでも自分の意見をいう権利はあります。

たぶん深くは考えていないだろうけれど、自然に行っているスペイン人を見て学ぶ部分もあります。
海外生活の中でフットサル以外でも気付きはたくさんあり、もっとたくさんいいものを吸収していきたいです。
そして、それを日本に持ち帰り、伝えて発信していくことも僕の役目だと思っています。

 

それでは、
Hasta luego!!

 

[プロフィール]
高橋健也 Takahashi Kenya
1995/8/15、新潟県柏崎市出身

サッカー
2002~2008 比角FC
2008~2011 柏崎FCJY
2011~2014 柏崎高校サッカー部

フットサル
2014~2018 フェニックス横浜
2018~La union Santascoloma
2017、2018 U-23神奈川県選抜

コーチングライセンス・実績
サッカー・フットサル C級
2014~2018 エスタジオ横浜スクールコーチ
2018 エスタジオ横浜U-15監督

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