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[埼玉県OP]熱く!楽しく!激しく!・・・そして騒げ!(CORRIDOR TODAKA)(2018/11/14)

 

正直、自分自身は埼玉に住んでいるものの、全くといっていいほど、埼玉県フットサルリーグに興味はなかった。
埼玉のオープンリーグを戦うCORRIDOR TODAKA(以下、TODAKA)というチームから、写真を撮ってほしいという依頼を受けた。
ただ単に写真を撮って終わるのもなんだなと思い、自身の未開の地である埼玉県リーグを知るきっかけになると思い、今回取材という形でやらせてもらうことになりました。
消えた埼玉県女子リーグ、いつに間にか復活した埼玉県女子リーグ。
生まれ変わりつつある、埼玉県リーグの取り組みなど、今後取材をしていきたいと思います。

 

TODAKAの試合は9月22日(土)、埼玉県春日部市にある庄和体育館で行われた。
ベテランぞろいのTODAKAの相手は、FC.SURPRISEという10代ばかりの若手チーム。
オープンリーグはランニングハーフ20分。
キックオフ直後にTODAKAの #8 伊澤がシュートを放つがゴールは決まらず。
立ち上がりは悪かったが、ベテランの巧妙さが試合を支配する。
14分を経過したところ、 #17 鈴木のコーナーキックからの #5 小林の先制ゴール。
ベテランが若手を完全に封じ込め後半の4分に #4 石橋の追加点、15分に #14 吉田の3点目、残り時間少ないところで失点したものの、3-1でTODAKAが勝利を収めた。

 

CORRIDOR TODAKA #17 鈴木真人監督インタビュー

#17 鈴木真人選手兼監督。

 

Pivo! チームの名前の由来ってなんですか?

鈴木 スペイン語で闘牛を意味するcorridaというチーム名でワンデイ大会とかに出てました。県リーグに出ることになって、フウガのパクリでjogadorをくっつけた造語です。とだかは、会社名です。そもそもなぜ、闘牛かって? しなやかな選手がいないので、とにかく突き進む選手ばかりだったので(笑)。

Pivo! チームの結成は今年で何年目になりますか?

鈴木 今年で4年目のオープンリーグです。4シーズン目。

Pivo! チームのメンバーってどう集めていますか?

鈴木 基本的には僕らのスポンサーである株式会社とだか建設の・・・建設業の会社なんですけど、そこの社員が中心となったメンバーです。

Pivo! それはとだか建設さんの社員がほとんどということですか?

鈴木 そう、7割、8割は社員ですね。あとは外から少し補強している形ではありますけど、基本的には社員でやっています。

Pivo! 社員だけだと、ちょっと厳しいですよね?

鈴木 やっぱ、人数がちょっと足らないんで、そこは仲間とかを誘って、入ってもらっている形ですね。

Pivo! 元は会社のクラブみたいなものだったんですか?

鈴木 最初は会社の遊びから始めて、ワンデイとか出るようになって、あるタイミングで県リーグに出ようかっていう、チャレンジしてみようかって形になって、会社がサポートしてくれてやっています。

Pivo! それで競技のほうへ転換したって形ですか?

鈴木 そうですね。

Pivo! 今シーズンチームの戦績は?

鈴木 えっとー4勝1敗1分けで勝ち点13か。

 

 

Pivo! 優勝というのは?

鈴木 やっぱ昇格が目標なので、残り全部勝てれば、きっとそこの昇格っていうのは多少見えてくると思うので、一応今のところ1位が自動昇格できて、2位、3位、4位でプレーオフって形があるので、4位以内に入るっていうのがチームとしての絶対目標。

Pivo! チャンスはまだまだ。

鈴木 そこは全然チャンスあると思うので、やれる限りやりたい。

Pivo! まだ1敗しかしてないんですもんね。

鈴木 まだ1敗しかしていない、一応。

Pivo! では、射程圏内ですね。

鈴木 そうですね。

Pivo! 今出てしまいましたが、チームの1番の目標としては3部昇格ということですか?

鈴木 やっぱり、3部昇格っていうのが1番大前提なので、まずは4位以内に入るっていうことと、そのためにはひとつ、ひとつ、大事に戦っていく必要があると思うし、もちろん会社がサポートしてくれているっていうにもあるので、その会社のコミュニケーション向上というのを、もちろん僕らのフットサル部としての理念の中にも入れてあるので、そのコミュニケーション向上も含めて、やっていければなと思います。

Pivo! オープンリーグということで、都や他の県リーグでは外の人工芝というのが基本で、都は室内で開催ということがないですよね。

鈴木 そこは恵まれているかもしれない。

Pivo! その中で埼玉県リーグって、今日は室内。

鈴木 昨シーズンあたりから、4部というかオープンも体育館使えるようになって、そこは恵まれている環境でやらせていただいているのかなとは思います。

Pivo! チームのこだわりとか、ゲン担ぎみたいなことはありますか?

鈴木 僕らのチームタオルに「熱く!激しく!楽しく!・・・そして騒げ!」って書いてあるんですけど、とにかく明るく。やっぱ、チーム全員で盛り上げてやっていければなって思っています。「騒げ!」っていうのはすごく大事にしているかもしれない、ベンチ含めて。

Pivo! チームが元気だとプレーにも出てきますね。

鈴木 そうですね。みんなで盛り上げてやれているかな。

Pivo! 暗いとお葬式みたいですもんね。

鈴木 そうそう。だから負けているときでも、いかにみんなで盛り上げてやれるかって、僕を始めみんなもそう思っているんで、仲間はみんないい状態でできているのかなと。盛り上げてくれる選手が多いので。

Pivo! 今日の結果は先制から、3-1で勝利。

鈴木 内容的には前半押されているときが多くて、その中でもいかにゼロで抑えていけるか、いかに先制できるかっていうのは大事にしていたんで、先制できたのはよかったかな。

Pivo! 立ち上がり見ているとかみ合っていなかった。

鈴木 そう、そう、ちょっとね。ただ前半やっぱ0点で乗り切って、うちのほうで1点勝っている状態で折り返せたことによって、後半スタートからポゼッションも上がっていたかなとは思って、そこはよかったかなとは思いますけど。

Pivo! ちょっと見ていて気になったのが前線へのパス、長いパスがなかなかつながりにくかったかな。

 

 

鈴木 結構、前半は前プレに来られていたから、どうしても後ろでボールを回す技術というのがまだまだ低いところがあるので、そこはリスクも考えて、結構長いボールが中心になっちゃっているところが正直あったかもしれないですね。

Pivo! それとゴール前での惜しいシーンっていうのが2、3点分くらいありましたね。

鈴木 そこで入れられるか、入れられないかで勝敗が・・・快勝になるか、辛勝になるかって感じで。

Pivo! ご自身でも1点獲り損ないましたね。

鈴木 ちょっとニヤついちゃいましたね。そこは残念ですけど、まぁ、僕が入れなくても、チームが勝てれば1番僕としてもうれしいんで。結果がついてくれば1番いいけど。僕じゃなくても、ほかの誰かが入れてくれればっていうのはいつも思っているんで。

Pivo! そういった意味では3点獲れたっていうのは、上々の出来ですかね?

鈴木 そうですね。やっぱ2点目とかは完全に崩して点を獲っているし、3点目もそうか。最後、高い位置とって、中に速いボールを入れてファー詰めって形で獲れているんで、そこはいいのかなとは思いますけどね。

Pivo! 得点の獲り方っていうのは、非常に見ていていい形で獲れているなって思いましたけど、最後に獲られた1点はアンラッキーでしたね。

鈴木 結構やっぱ、あれで取りこぼしたりとか、引き分けの試合もああいうミスで、1点最後に獲られて同点とかというのもあったんで、そういうのをなくして、いかに勝ち点3を取れるかというのが、今後の課題かなと思います。

Pivo! どちらかというと埼玉県リーグってメジャーではない。フットサル界の中でもメジャーではないし、これから盛り上げていきたいという部分があると思うんですけど、なにかひと言をどうぞ。

鈴木 確かに埼玉県と、ほかの関東に比べると、レベルとかいろいろいわれることあるかもしれないけど、その中でも、僕らカテゴリーが下でも、僕らの中でちゃんと盛り上げられる部分とか、ちゃんとやらなきゃならない部分とかってあると思うので、下のリーグからでも埼玉県を盛り上げられるように、オープンリーグでもこんな熱いチームがあるんだなというところを、これからも見せていければと思います。

 

この日の対戦相手は、若い子たちで構成されたチーム。
監督自身も息子と試合をやっているようなものだと笑っていた。
その監督のご子息は某Fリーグのチームのサテライトで活躍をしはじめた選手です。
それは何かの機会にでも紹介したいと思います。

 

CORRIDOR TODAKA #8 伊澤真澄選手インタビュー

#8 伊澤真澄選手。

 

Pivo! 今日の勝因は何ですか?

伊澤 今日は思った以上に相手が前プレに来ていて、うちは前プレ来られちゃうと苦手意識があるので、そこで思っていたよりは攻撃のリズムがつくれなかったのかなと思ったんですけど、でもしっかり走れるところを走って、今日は結構ファー詰めが多かったので、ほぼ、ほぼ、ファー詰めで点を獲っていたので、その辺は脚力をいかして勝てたかな。

Pivo! 相手チームが結構若かったみたいで、人数少ないとはいえ、体力的には向こうのほうがありそうですね。

伊澤 最後までフレッシュだったのは苦戦しましたね。

Pivo! 攻撃のリズムはCORRIDOR TODAKAのほうが、フットサルしていましたね。

伊澤 まだまだですけど(笑)。本当に。

Pivo! 今シーズンはご自身で5点獲られたんですか?

伊澤 ・・・

Pivo! 数えられないほど獲られたんですか(笑)?

伊澤 5点・・・ご点、5点、5点です(笑)。正直、今日も点数欲しかったんですけど。得点は。

Pivo! どういったパターンで点を獲られますか?

伊澤 結構、前プレかけて、相手がごちゃごちゃってしたところから獲るのがほぼほぼ多い。今シーズンはでも、どういうのが多いですかね?

鈴木 前プレから、ショートカウンターみたいのが多いかも。

伊澤 そうそう。

Pivo! 先程監督から聞いた話だと、2位から4位がプレーオフで、1敗しかしていないということで、このまま普通に勝ち続ければ、優勝もしくはプレーオフ圏内。自信のほうはどうですか?

伊澤 今シーズンこそはチャンスだと思っていますので、今シーズンこそプレーオフは絶対行って、そこで勝って3部に行ければなっていうのはありますけど。

 

 

Pivo! 今日初めてオープンリーグに来ているので、事情がよくわからないんですけども、1位や2位との対戦成績は?

伊澤 1位とは・・・うちの1敗というのが、そこの1位のチーム。なんで、1位になるためには他力本願というか、他のチームに下してもらわないとっていうのはあるんですけど。

Pivo! 2位とはもうやられましたか?

伊澤 2位とはまだですね。最終節が一応残っているんで、そこは必ず。そこまであと3試合・・・残り2試合は勝って勝ち点獲って、最後その2位との直接対決っていうのに持っていければなぁと思いますけど。

Pivo! そしたらキーマンになる可能性が高いというわけですね。

伊澤 (笑)キーマンになりたいですね。なれるように(笑)。

Pivo! ご自身のストロングポイントって何ですか?

伊澤 何ですかね。まぁ、負けず嫌いの性格だというのが1番のポイントだと思うんですけどね。

Pivo! 監督から見て、こいつはここがすごいっていうところはありますか?

鈴木 右利きなんですけど、左利きの選手のように左足のシュートがすごい。両足とも撃てるって、どちらからでも強いし。

Pivo! とっさの判断で右で撃つのか、左で撃つのか、迷わず蹴り抜いちゃえばゴールに入りやすいですよね。

鈴木 躊躇(ちゅうちょ)なくどっちの足でもね。

Pivo! すばらしいですね。

伊澤 1個いいフリーキックありましたけどね。

鈴木 今シーズン半分くらい右足だよね。

伊澤 そうですね。

Pivo! 今シーズン優勝か、プレーオフに向けて、抱負や意気込みをお願いします。

伊澤 チームとして、今日も勝てていい流れできているので、このモチベーションをみんな続けてと。自分自身しっかりコンディション整えて、1試合、1試合、いい状態で取り組んでいければ。そうすれば、おのずと結果がついてくるので、自分の体調とチームのモチベーションを下げないように、頑張っていければと思います。

 

先制ゴールは #5 小林優平、監督とのゴールパフォーマンス。

 

#15 三田龍一。

 

後半2点目は #2 田中智之。

 

ゴレイロ #4 石橋浩二。

 

#7 布施優。

 

3点目は #14 吉田浩司、ゴール後はキメのポーズでアピール。

 

戦いに勝って勝利のポーズ。

 

 

SuperSports XEBIO 埼玉県フットサルオープンリーグ
CORRIDOR TODAKA 試合日程

第7節 富士見体育館  12/22 vs. アヴァンソールソード
第8節 富士見体育館 1/5  vs. 鶴西トルネードスター
第9節 富士見体育館 1/19  vs. アマドール成増

 

フットサルでは一番下の競技リーグであるオープンリーグ。
前回は東京都、今回は埼玉県と取材してみました。
レベルの差はあるものの、それぞれの思いはFリーグに勝るとも劣らない。
そんな熱いチームを求めて、他県のリーグも見てみたいと思いました。
首都圏の都県のオープンだけでなく、1部、2部、3部等のチームや選手にも、今後スポットを当てていこうと思います。
なかなか注目を浴びることのない、Fや地域リーグ以外のチームを観てみるのもおもしろいと思うので、近くでやっている都県リーグにもぜひ足を運んでみてください。

 

まとめ◆デジタルピヴォ! なか

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