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無料記事:開幕15得点。Y.S.C.C.横浜が魅せた7つの顔のひとつ【F2第1節】(2018/6/30)

Fリーグ2018/2019ディビジョン2 第1節
Y.S.C.C.横浜 15-2 ポルセイド浜田
2018年6月30日(土) 横浜市平沼記念体育館 観客数:401人

[得点経過]
1-0 03分30秒 Y.S.C.C.横浜 10 川崎柊音
2-0 05分57秒 Y.S.C.C.横浜 11 滝沢拓也
3-0 06分16秒 Y.S.C.C.横浜 2 高橋健
4-0 10分29秒 Y.S.C.C.横浜 1 鈴木陽太
5-0 13分23秒 Y.S.C.C.横浜 15 廣戸大志
6-0 14分25秒 Y.S.C.C.横浜 17 杉山陸斗
7-0 16分33秒 Y.S.C.C.横浜 2 高橋健
8-0 17分00秒 Y.S.C.C.横浜 11 滝沢拓也
8-1 20分00秒 ポルセイド浜田 9 布田有祐
9-1 32分26秒 Y.S.C.C.横浜 14 黒田陽二郎
10-1 32分33秒 Y.S.C.C.横浜 9 栗林大地
11-1 33分17秒 Y.S.C.C.横浜 17 杉山陸斗
12-1 33分46秒 Y.S.C.C.横浜 17 杉山陸斗
13-1 35分13秒 Y.S.C.C.横浜 9 栗林大地
13-2 36分00秒 ポルセイド浜田 14 武田慧
14-2 36分40秒 Y.S.C.C.横浜 11 滝沢拓也
15-2 38分55秒 Y.S.C.C.横浜 25 曽根直人

▼ここは涼しいな

様々な角度から、様々な選手がゴールを決める。GK・鈴木陽太も得点した。前田佳宏率いるY.S.C.C.横浜は手綱を緩めることはなく、全力でF2開幕の喜びを噛みしめていた。

平沼記念体育館はコンパクトである。超満員のアリーナは人口密度が高く、熱気がダイレクトに伝わる。その熱さを存分に浴びた前田佳宏監督は、会見場に入った瞬間こう言った。

「ここは涼しいな」。

そうつぶやいた後、この人物は開幕の興奮を抑えながらその内に秘めた企みを予告していた。

まとめ◆デジタルピヴォ! 佐藤

▼毎回違う7つの顔のひとつ

前田佳宏 Y.S.C.C.横浜監督

まずは来てくれたお客さんとかサポーターのみなさんとか、この会場の雰囲気を作ってくれたみんなにまずは感謝をしたい。まずそれがすべてじゃないかなと思います。

正直、F2最初の開幕戦でどういう風になるかというのはやってみなければわからない状況だったんですけれども、仲間たちを信じて思い切ってやってくれというところから入りました。試合の流れは見てもらったように、今年のスローガンでもある『Progressive(プログレッシブ)』、常に前向きにアグレッシブに戦おう、それを前面に出した試合をしたつもりです。最後のパワープレーもとにかく来てくれたみなさんにたくさんのゴールを見てほしかったので、ああいう形にしました。

オーシャンカップの時にも言ったんですけども、正直まだまだやりたいことはたくさん持っています。毎回ホームで見てもらうときに、ホームは7試合ありますけどその7試合の顔がすべて違うような試合をしたいなと思っています。期待してください。

――対相手というところでどんな対策を取ったのでしょうか?

前田 正直、対策というよりも開幕戦だったので、自分たちのやりたいことをすべてぶつけようという形で試合に入っていきました。対策をしていないというとウソのなってしまいますけど、それよりも自分たちのY.S.C.C.のフットサルを見せようという形でやりました。

▼こういう舞台は強いという自負

宿本諒太 Y.S.C.C.横浜キャプテン

今の率直な気持ちとしては、1試合やっと終わってホッとしている気持ちが大きいです。F2リーグに参入するとなって、今年の1月から今までないいろんなメディアへの出演だったり環境が変わったんで。でも実際に試合が始まってなく今日まで来て、僕らは大丈夫なんだろうかとかそういった気持ちもなくはなかったんですけど、やっと1試合終わってやっと一歩踏み出せたのかなと。これで試合の感覚がつかめたし、ここからもっともっと精度が高いフットサルをお見せできると思っているので。点差は大差を付けましたけども、課題がたくさん出た試合でもあると思うので、第2節は落ち着いた感じで試合を運べるんじゃないかなと思うので、また第2節も期待していただければなと思います。

――401人お客さんが入ったということで、今までと違った環境でプレーだったと思いますけど、いかがでしたでしょうか?

宿本 僕はわりとこういう舞台は強いという自負がありまして、1プレー1プレーに注目してくれますし、僕的にはすごくやりやすい雰囲気で特に緊張するとかもなくやれたので。

今回僕らは、サポーターさんたちがコアなチャントを歌うスタイルではなく、会場全体でシンプルなコールをかっていただく応援スタイルをやってもらっているので、400人の平沼の箱が生きるような応援だったので、やりながらすごいなと、全体から声援が来るような感じだったので。身近な人も近くにいますし楽しみながらやれましたね。

――課題が見えたとおっしゃっていましたが、具体的に見えた課題を教えていただけますか?

宿本 前半はアグレッシブにディフェンスができていた、それによって得点が重ねられていたんですけど、後半になって相手もプレスを強めてきたというところもありながら僕らもどこかで合わせてしまったんじゃないのかなと。後半の最初の10分過ぎまでの戦い方に関しては僕自身も納得いっていないですし、チームとしてもあまり歯車があっていない、ディフェンスの距離感が遠くなってしまったという感触を受けたので。プレスに対しても動きが少なくなってしまった。前半の結果で何か僕らの気持ちの中で欠けていったものがあったんじゃないかというところがあるので、そこは僕のハーフタイムでの話し方だったり声のかけ方だったりベンチの過ごし方だったり、チームのオーガナイズの方の課題かなという風には思うので。やれる選手はそろっているのでチームの課題であり、僕も前田監督と中心になってメインの課題かなと、そこが一番の課題かなと今日は思いました。

――F2デビュー戦で多くのゴールをチームとして決められましたが、デビュー戦としては合格かなですとか、出来についてはどうですか?

宿本 出来としては合格ではあると思います。相手のことがあまり見えてないなかだったので、こんな風になるとは正直思ってはいなかったんですけど。満点とはいかないですけど、チームの第一歩としてこの結果は満足していい結果だと思います。

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