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無料記事[オーシャンカップ決勝]惜しまない努力とかけた時間で花が咲く(ペドロ コスタ 名古屋オーシャンズ監督)(2018/6/4)

sfida Fリーグオーシャンカップ2018 決勝
名古屋オーシャンズ 3-0 シュライカー大阪
2018年6月3日(日) アリーナ立川立飛 観客数:813人
[得点経過]
1-0 07分18秒 名古屋オーシャンズ 8 ペピータ
2-0 38分43秒 名古屋オーシャンズ 10 ヴァルチーニョ
3-0 39分00秒 名古屋オーシャンズ 10 ヴァルチーニョ

惜しまない努力とかけた時間で花が咲く

38分まで動かない1-0のスコアは接戦に見える。だが実情は、名古屋が手のひらの上でコントロール。ピッチ上で貫録を放っていた。赤い戦士たちは積極的にプレスをかけ、ペドロ コスタの理想形を体現していた。

美しく咲いた花の下には、しっかりと耕した土がある。時間を費やした努力が、勝者のメンタリティーを育んでいた。王者は誰よりも貪欲で、誰よりも汗をかく。

まとめ◆デジタルピヴォ! 佐藤

ペドロ コスタ 名古屋オーシャンズ 監督

そこで咲いた花

「まず幸せだと伝えたいです。いいメンバーでいい選手で恵まれた環境でやらせていただいているということでこの結果を残すことは簡単に見えがちですけども、その中でもそこには努力があってかけた時間があってちょっとそこで咲いた花であって結果がここにあると思います。勝ったことも選手の打ち勝った気持ちもあって、今回の優勝という形であったと思いますし、いろんな大会に向けての大会であってもケガがあったり、いろんな物事が起きていく中で、勝つということは改めて簡単ではないと感じましたし、だからこそ優勝というものをしっかり味わいたいです。

ゲーム関しては前半非常にレベルの高いフットサルができて、私が来てから理想に近いフットサルができたんではないかなと。守備では非常にプレッシングをしっかりかけて、相手の良さを消すことができたと思いますし、攻撃では多くのチャンスを作ってあとはフィニッシュというところだと思いますけど、とにかくチャンスを作るという部分でも非常によかったです。前半で決めきれなかったというのが今日のゲームのポイントでもあったのかなと。最後苦しい展開で、目の前には高いクオリティーを持った大阪がいて、そこで決めるところを決めれなかったことで1-0が最後までずっと続いてしまって。後半もチャンスがあったんですけど、そこで決めきれないことで、相手もゲームの中で慣れてきてアジャストして、彼らの流れというのもゲームの中で作り上がっていって苦しい時間帯も点差が開かないことで余裕がない状況というのが相手もまだ行けるぞという状況を我々が作ってしまったゲームでもあったのかなと。我慢強くそこは最後まで失点なく来れたことはプラス、後半の点ではよかったのかなと思います。耐えきった、後半は課題も残った部分はありますが、結果を残すことが一番大事だと思います。耐えきった結果、相手も無理をしないといけない状況に追い込まれて、2点目3点目が入りましたけど、まず勝って終われたので」

Q  オーシャンカップで4試合をやって、2試合ずつゴレイロが変わっています。今日は篠田(龍馬)選手をチョイスした理由とパフォーマンスについて教えてください。

コスタ (篠田の)パフォーマンスというところを話していきたいと思います。しっかり役割を果たして、それ以上のパフォーマンスを。点を決めさせないというGKの役割プラス、ミスがあった時のカバーであったり非常に集中力が高く、この決勝に向けて非常に高いパフォーマンスを魅せたんではないかなと、ポジティブな点しかないというぐらい良かったと思います。GKに関してですが、現段階で非常に高いレベルのGKが2人います。おかげさまで高いレベルのGKがいることで2人の信頼感は高く、監督としては相手のチームを見てGKを代えるので、そこが一番の今回のオーシャンカップの決め手になった。ここで自分のポイントを抑えた時に、この試合は篠田がいいかなと思いましたけれども、関口(優志)であってもしっかり役割を果たしてくれると思います。

Q 吉川(智貴)選手が出場時間が長かったと思いますけど、彼に対する要求と期待を教えてください。

コスタ 彼の体力ですね。俊敏性であったり体力であったり、回復の早さ。フィジカルの部分は優れているといえる選手なので、まずそこでの評価は高いです。アラというポジションではそれに適したフィジカルを持った選手で、そういう意味でも長く引っ張れる選手で期待が高い中応えてくれる選手なので、集中力でもなんでもフィジカルを持った選手はなかなかいない。すべてを高いレベルで長く保てる選手なので、起用方法も違うというわけではないですけど、長く保てる選手でチームにとってはすごく有利で。チームの中で一人一人役割があって特徴というものがあります。そういうところは吉川に関しては有利に使っていくべきだと思いますし、逆に体重のある星キャプテンだったりするとパワーがそれだけある。消化するパワーは接触も求める部分もあるので、相手選手で強いところでのマッチアップだったり、そういうところは体力を消耗します。使い方、起用方法は変わってきます。一人一人その特徴を出せるようにと考えています。あと、技術、戦術というところも非常に理解度が高い選手でありますので、監督としては使いやすい。

星龍太 名古屋オーシャンズ キャプテン

流れはこっちにあった

今日の試合は全体的に僕たちのディフェンスがうまくハマって流れはほぼほぼこっちにあったのかなと。監督の言った通り、前半に何回もチャンスがあった中で決めれないと難しい試合になってしまうというのはわかっていて、それが最後のパワープレーまでどうなるかわからない状況作ってしまったというところは修正点であり反省点であるのかなと。もうちょっと精度だったり状況判断を良くしていくことが、リーグ戦は長いんでそこもタイトルを獲るために修正できるところはしていきたいなと。今日はとりあえず優勝したというところを喜びたいと思います。

Q 短期決戦で2大会連続のMVPでしたけど、驚いた表情をされていました。得点というわけではないですけど、どういうところが選ばれたと思いますか?

星龍太 わからないですね。(全日本フットサル)選手権の時より、自分の中ではしっくりこないのかなというのはあります。それは、点を獲っていないというのもありますし、僕が思っていないところを評価してくれていると思いますし。ディフェンス面は今日はよかったですし、今大会はよかったと思うんですけどそれを評価していただけたのかなと思います。もっと目立ってたり点を獲っている選手もいたので、僕だとは思いませんでした。

Q もらえたことに関しては?

すごいうれしいですね。個人賞は前回もそうなんですけど、あまりフィクソがもらえるものでもないのですごいうれしいです。でもチームのみんなで獲った賞だと思っているんで、僕が獲ったからというのじゃないですね。チームで勝ち取った個人賞だと思います。

 

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