FUTURO ♯5 上村信之介 フットサルを語る①(2018/3/29)
ピヴォ当てにこだわり続けて17年
美しい。ピッチ上の立ち居振舞いのすべてが美しい…。ミスターフットサルの異名を持つ男、上村信之介(43歳)。2001年にFUTURO(フトゥーロ)を立ち上げて17年、174cm・60kgのしなやかな肉体は衰えを知らない。ピッチに立てば徹頭徹尾、ピヴォ当てにこだわり、当てて、フェイクから詰めてくるディフェンスをかわして裏を突く一連の動きはため息が出るほどだ。その信之介が、関東リーグ2部から東京都1部へと降格がきまった中でどんな心境でプレーしているのかを知りたくて何年ぶりかで試合会場に彼を訪ねた。2017シーズンの最終節を翌週に控えた関東2部第12節の会場、ウイング・ハット春日部。フットサルをじょう舌に語る彼は、降格の危機そのものを楽しんでいるかのようだ。東京都リーグ1部の開幕を4月7日(土)に控えてフットサルを語る彼の“肉声”をお届けする。
まとめ◆デジタルピヴォ! 山下
ディフェンスとかしない選手っていわれてた
昔はね、ディフェンスとかしない選手っていわれてたから。今日も試合中ハーフ付近で指示を飛ばしてのを見て変だったんじゃないですか? やっぱ、いろいろやられてくるとね、なんか、ここはやられちゃいけないっていうか、相手がチャンスをうかがうとこが分かってきたりするんだけど、逆に、裏目に出たりとか。フットサル、20年間ぐらいやってて、いろんなチームがあるじゃないですか。で、フットサルも今のやり方とか、昔、昔っていうわけじゃないけど、なんか、どっちもいいと思うんすよ。でも、長くやってたからこそこういうとこに直面できてるっていうのは、ホント、やっててよかったなって。
やっぱ、仲間も増えたし。人間的にも、自分でいうのもあれですけど、チームの中でオレ結構うるさいほうだと思うんですけど、ルールとか。例えば靴の並べ方とか、だからなんか人間として成長させてくれたなっていうのはちょっとありますね。恥ずかしいですけどね。集合時間とか昔はそうじゃなかったんですけどね。ふふふふふ…。
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