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〔古澤コラム〕「シュライカーの血の入った選手が引退したこともあり、自分自身やるべきことは多いです」大阪・佐藤亮 (2017/4/25)

 

2016/2017シーズンでリーグ・全日本選手権と2冠を達成したシュライカー大阪(以下シュライカー)は4/24に練習を開始し、新シーズンを始動させた。
昨シーズンのキャプテンであった佐藤亮選手は4/16にインタビューにて新シーズンへの意気込みを以下のように語った。
「シュライカー大阪は昨シーズン優勝を果たして歴史を変えた中、次は追われる立場になるので2017/2018シーズンはより厳しいシーズンになると思います。2連覇とアジアクラブ選手権での優勝が目標です」

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤

 

また「昨シーズン、長くクラブを支えてきた選手が抜けることの大きさを感じます。シュライカーの血が流れている選手でありクラブに貢献して来た選手がごっそり抜けるというのは影響力の大きさを感じます」とも語った。

「シュライカーの血の入った選手」がたくさん引退したことによりチームの色はよくも悪くも変わるおそれはある。それでも、選手が替わってもシュライカーはシュライカーとして変わらずに結果を求められる。

「新入団の選手はクラブで結果を残していてポテンシャルが高いです。新入団選手がそれぞれの色が出せればより破壊力の高いチームになると思います。そういう意味では自分自身やるべきことは多いです」と自身の新シーズンでの役割の大きさも語った。

チームの優勝と個人の結果にチームをまとめること。新シーズンで仮にキャプテンにならないとしても(今シーズンのキャプテンは未発表)シュライカーの在籍期間とキャリアという意味で今シーズンより一層、佐藤に求められることは大きくなるはずだ。
全日本選手権大会でのシュライカーの結果は以下。

 

 

 

第22回全日本フットサル選手権大会 決勝ラウンド 準々決勝
湘南ベルマーレ(Fリーグ・神奈川県) 0-3 シュライカー大阪(Fリーグ・大阪府)
2017年3月18日(土) 国立代々木競技場第一体育館(東京都) 観客数:1,260人
[得点経過]
0-1 2分 大阪 18  田村友貴
0-2 14分 大阪    オウンゴール
0-3 37分 大阪 11  チアゴ

第22回全日本フットサル選手権大会 決勝ラウンド 準決勝
デウソン神戸(Fリーグ・兵庫県) 2-6 シュライカー大阪(Fリーグ・大阪府)
2017年3月19日(日) 国立代々木競技場第一体育館(東京都) 観客数:1,839人
[得点経過]
0-1 2分 大阪 11 チアゴ
0-2 9分 大阪 12 小曽戸允哉
1-2 11分 神戸 9 岡崎チアゴ
1-3 15分 大阪 5 アルトゥ―ル
1-4 15分 大阪 5 アルトゥ―ル
1-5 32分 大阪 11 チアゴ
1-6 32分 大阪 11 チアゴ
2-6 33分 神戸  88 稲田瑞穂

第22回全日本フットサル選手権大会 決勝ラウンド 決勝
フウガドールすみだ(Fリーグ・東京都) 2-7 シュライカー大阪(Fリーグ・大阪府)
2017年3月20日(月) 国立代々木競技場第一体育館(東京都) 観客数:3,228人
[得点経過]
1-0 2分 すみだ 14 西谷良介
2-0 3分 すみだ 6 宮崎暁
2-1 4分 大阪 5 アルトゥ―ル
2-2 10分 大阪 5 アルトゥ―ル
2-3 17分 大阪 5 アルトゥ―ル
2-4 23分 大阪 11 チアゴ
2-5 30分 大阪 11 チアゴ
2-6 38分 大阪 5 アルトゥ―ル
2-7 40分 大阪 11 チアゴ

 

 

 

 

 


優勝請負人。フウガで2009年全日本選手権で優勝し、その後に2010年シュライカーでも優勝と個人連覇をし、震災で大会が中止となった2011年をはさみ、2012年も優勝をする。その後、木暮監督体制で2シーズンはベスト8にとどまったが、2017年で再び優勝を手にし、佐藤は4回目の優勝を手にした。

 

リーグ優勝(プレーオフファイナル勝利)後に全日本選手権の意気込みを佐藤は以下のように語っていた。
「年間優勝と併せて2冠を取りたい気持ちもありますし、このメンバーでできる最後の試合です。長く一緒にやってきた選手を含めてこのメンバーでできる最後の大会なのでそういう思いを持っています。いい形で、本当にすばらしいシーズンだったといえるためにも優勝したいですし、優勝しなければいけない位置にもいると思います」

そういう想いの中での優勝であった。

 

 

 

 

「全日本選手権の優勝はもちろんうれしいのが率直な気持ちです。リーグ優勝という目標を達成した中でしっかりと切り替えて、メンタル的な立て直しを図り、シーズンを最高の形で締めくく切り替えができましたし、今シーズン引退する選手がいる中での優勝でした。一緒にチームを引っ張って来た村上選手と奥田選手との個人的な思いもありました。特に村上選手や奥田選手は僕がシュライカーに入る前からチームを引っ張って来た選手でしたし、公私ともに一緒にいる時間が多かったのでうれしい気持ちとこれで終わりなんだなという寂しい気持ちがありました。しかし、一番いい形でそういった選手を送れたことに関してはうれしく思っています」

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