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[Fリーグ2016/2017第30節]名古屋オーシャンズ・星龍太選手「自分たちでゲームを崩さない。自信をつけるというところはうまくいきました」(2017/2/2)

 

SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 第30節
名古屋オーシャンズ 1-0 シュライカー大阪
2017年1月28日(土) テバオーシャンアリーナ 観客数:1,508人
[得点経過]
1-0 39分48秒 名古屋 4 酒井ラファエル良男

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名古屋の篠田と大阪の柿原と両ゴレイロのナイスセーブもあり、0-0で試合は進む。

 

 

平田 ネト アントニオ マサノリは「ケガの間に体づくりをして、プレースタイルが成熟してきた」と星キャプテンは語る。

 

 

 

名古屋は土壇場、残り12秒で酒井ラファエル良男の値千金のゴールで今シーズン2敗と負け越していた大阪を破り、ホームオーシャンアリーナで大阪にリーグ優勝を決めさせることを何とか阻止することに成功する。

 

SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 第7節
シュライカー大阪 7-4 名古屋オーシャンズ
2017年1月5日(木) 高知県立春野総合運動公園体育館 観客数:1,238人
[得点経過]
1-0 00分40秒 大阪 26 加藤未渚実
1-1 09分44秒 名古屋 10 シンビーニャ
2-1 11分11秒 大阪 11 チアゴ
3-1 17分16秒 大阪 10 ヴィニシウス 第2PK
4-1 19分55秒 大阪 5 アルトゥ―ル  第2PK
5-1 23分27秒 大阪 26 加藤未渚実
6-1  24分01秒 大阪 10 ヴィニシウス
6-2 34分40秒 名古屋 11 セルジーニョ
6-3 35分47秒 名古屋 5 星龍太
7-3 39分40秒 大阪 2 柿原聡一朗
7-4 39分58秒 名古屋 10 シンビーニャ

 

年明けの前回のシュライカー大阪(以下大阪)戦にて名古屋オーシャンズ(以下名古屋)は自分たちのミスから失点を重ねて、後半頭からパワープレーをせざるを得ない状況となった。そこからの修正についてペドロ コスタ監督は記者会見で以下のように語ってくれた。
「監督としては、勝てた試合が完璧ではないと思っていますし、勝てたとしても、修正することが大事です。負けたときにはもちろん反省しますが、そこではわたしは選手に対して、ビデオ分析や多くの情報を与えないといけません。それによって、よりよい状態でチームが臨めるようにしていますが、毎回毎回、負けても学ぶことはあります。前回、点差が開き、何もできなかった試合でしたが、その中でも光が見えたと思いますし、試合の映像を振り返ってみると、いい部分もたくさんありました。ミスが多いために負けてしまいましたが、選手にはいい部分をあげていき、大阪のような自信に満ちて勢いに乗っている相手であっても、うちがミスさえしなければ、今日のように勝てる試合ができるんだと意識づけをしてきました。あとは大阪を分析する限りでは、安定こそしていますが弱点もあるので、そこを突けるように意識を高めて試合に臨む気持ちを持てたことが、前回から今日に掛けて大きく変わったところだと思います」

ペドロ コスタ監督は前回の大阪戦の記者会見では以下のように試合を振り返った。
「ミスが少なかったチームが勝利をしました。相手のチームのほうがチャンスを生かして、点差をうまくコントロールして最後まで持ち込んだところがこのゲームのメリットですし、うまい戦い方をされたなと思っています。ゲームは前半で決まってしまいました。やはり点差が開いたところで先ほどいったようにわたしたちが相手よりミスが多かったです。わたしたちがつくってしまったミスを相手はうまく決めました。4-1で前半を折り返して、点をとにかく獲りにいく姿勢でやらざるを得ない状況に追い込まれてしまいました。今日の試合の勝敗の分かれ道。1番の責任者はわたしです。監督として、戦術で相手を上回ることができませんでした。この現実から逃げるつもりはないですし、この負け、結果を受け止めます。このままにはしません。まだ終わってはいませんので。それでも、希望も見えた試合でした。スコアだけ見ると点差は開きましたが、最後のところは点差は開いていた中でも、行けるのではないかと感じさせてくれたゲームですし、そう思わせてくれた選手に対しては誇りに思います」

星キャプテンは以下のように語った。
「監督がいったとおり、こういった試合はミスの少ないチームが勝つもので、チャレンジするミスはいいのですが、もったいないミスで失点を重ねてしまい、試合を壊してしまったなという印象はあります。それでも、1試合目やったときの後半よりはみんな自分を出せていましたし、チームはプラスに向いているのかなと思います。終盤戦は続くので、ここで崩れてしまうとリベンジするチャンスもなくなってしまうのでここで一度立て直して、また上に返り咲くためにも自信を持ってプレーすることが大事かなと思います」

 

以下は(第30節の)ペドロ コスタ監督星龍太選手の記者会見と質疑応答。

試合を振り返って。

 

ペドロ コスタ監督
「ゴールは1点だけでしたが、40分間、目の離せないゲームになったと思います。今シーズンのFリーグの中でも最高レベルのフットサルを見せられたと感じています。私たちが勝ちにいくだけではなく1位というアドバンテージがある大阪も、勝ちにこだわっていた試合です。両チームともに、技術、戦術、それらのバリエーションがすばらしいゲームでしたから、見ていたほうも満足できたのではないかなと。選手は自力でのリーグ1位が難しいという状況の中で、最後まで信じる気持ちや、私たちはここで生きている、まだ1位を狙っていると、名古屋の存在を示して、ぶつかって打ち勝つ気持ちを見せていたので、私は選手全員をたたえたいです」

星龍太選手
「今日は試合は、うちが負けか引き分けで大阪がリーグ1位を獲得してしまうということで、セントラル開催ながらもホームの地で、絶対にそれだけはさせたくなかった。そして名古屋の歴史上、1シーズンに同一チームに3敗したことはなかったと思うので、それをされるのも嫌でしたから、みんなが勝つために最後の1秒まであきらめなかったことで、この結果を手にしたのかなと。これはプレーオフにも、来シーズンにもつながると思うので、この気持ちを忘れずにやることが大事だと思っています」

 

 

「1回目の大阪戦は特に後半戦、マイナスのプレーが多く、押し込まれてロングボールを多用してしまった。
2回目は最初の2失点が自分たちのミスからで、ファールもたまり、ゲームプランもなくなってしまった」と星キャプテンは語る。
大阪戦はホーム名古屋で大阪に1位を取らせないこと。勝つこと。
それ以外にもミスをしないこと。ゲームを崩さないこと。自信を取り戻すこと。というテーマがあった。

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤

 

以下は星龍太選手の個別インタビュー。

Pivo!:2回目の試合は崩れてしまいましたが、プラスな面もありましたね?

星:持つところと持たないところ、シンプルなところで失敗してしまい、早い時間帯で失点してしまいました。後ろはシンプルにといったところが今日うまくいきました。

Pivo!:それが今日につながりましたか?

星:チャレンジのミスはいいですが、底辺で組み立てるミスをしてはいけなくて、逆にそれはしないと相手も簡単には点は獲れないので。決定力もありますが、カウンターもうまいので、僕たちがミスを減らせば、必然的に相手のチャンスも減るかなと。それがうまくいったと思います。

Pivo!:大阪に1位を決められるわけにはいかなったですね。

星:大阪戦に限らず、引き分けでもパワープレーを選択して来たので。そういったコスタ監督の意向もこの勝利につながりました。

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