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[FリーグプレーオフFinal Round 第2戦]シュライカー大阪・佐藤亮その3「短い時間で選手を回したことでチーム力が落ちなかった」(2015/3/6) 

佐藤_3_1_大阪集合苦しい戦いを強いられる中で大阪の選手たちは木暮監督を信じてその指示を守り通した。チームの一体感、まとまりという目に見えない武器が大阪にはあった。

 

佐藤亮とのメールによる一問一答をお届けしているが、何度か出てくるのが、「そこまで考えてる余裕がありませんでした」というフレーズだ。個人技に優れた選手を擁する名古屋オーシャンズを相手に、それ故に7連覇してきた王者を相手に、大阪はギリギリの戦いを強いられていたことがよく伝わってくる。その戦いの中で注目に値したのが大阪のフィジカルだ。厳しい戦いの中で何故に彼らのフィジカルは落ちなかったのか。また、若手の活躍も忘れてはならない。プレーオフ4試合で4得点した田村についても佐藤は語ってくれた。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

佐藤_3_3_田村友のゴール守備力の田村には決定力も備わっている。その田村が右からの森のパスを押し込み2点差とする。それにしても名古屋の失点シーンにセルジーニョの姿が目につくのは気のせいか。

 

田村友貴の優れたディフェンス能力

Pivo! 後半、4-5と再び勝ち越したキミのこのゴールシーン、左サイドを駆け抜けたように、キミもチームメートも、全く走量も走力も落ちなかった。そんなにいいフィジカルトレーニングが普段からできたということか。大阪のフィジカルは、このプレーオフを語るうえで重要な要素だ。

佐藤 もちろん、フィジカルトレーニング、コンディショニングはチームのトレーナーを中心に調整してきましたので、その調整がうまくいったというのがひとつ要素として考えられます。そして2連戦をトータルでマネジメントしての戦術(大阪でいえばGKを使ったパワープレー)を用いた監督のプランニング、個人的に一番感じたのは短い時間で選手を回したこと、そしてそれでもチーム力が落ちなかったことが要因かなと思います。そういう意味では相手の名古屋は特定の選手が長い時間ピッチに立っていましたので、そこの差はあったのかなと思います。

Pivo! さらにキミに続いて10分に今度は田村が4-6とする追加点。この田村はスピードを生かして1st Roundから決定的な仕事をしているが(これでプレーオフ4点目)、キミから見て彼はどんな選手か。

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