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[3on3天下一武道会]habilidoso・石黒裕二「嫁に今度こそ賞金持って帰ってこいっていわれて家を出てきた」(2014/4/30)

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念願の天下一制覇を成し遂げたhabilidosoの3人、左からシニーニャ、石黒、宿本。

 

石黒裕二といえば、関東リーグのプラックショーツやフトゥーロ時代からテクニシャンとしてならしてきたプレーヤーだけに、当然のように天下一武道会には初回から6年連続で出場している。3年前から日系ブラジル人のシニーニャと組んで徐々に手応えをつかんで来たが、自らの教え子の宿本を加えた今年、一気に頂点を極めた。昨年、身近に石黒のテクニックを見る機会を得て以来、魅了され続け、それが縁で「石黒裕二の足技フットサル教室 with デジタルピヴォ!」なるクリニックをhabilidosoのホーム、habilidoso futsal parkで共催しているだけにこの優勝は特別うれしかった。彼ら3人の戦い方は、3人が口をそろえていうとおりベテランのシニーニャが後ろでバランスをとって石黒と宿本が勝負にいくというややディフェンシブな内容だった。正直、僕自身が撮った当日の写真を振り返ってもボール保持する相手に前から厳しく寄せてボールを奪いにいくシーンが多かった。しかし、3人の名誉のためにいうが、巷間いわれているようなディフェンシブな戦い方に終始していたら絶対に勝てなかった。名うてのテクニシャンがそろう天下一に“守り勝ち”なんてあり得ない。故に行くべきところで勝負に行ってゴールを奪った結果、頂点を極めたのだ。それは石黒が一貫していい続けている“実戦で使えるテクニック”を3人が実践したことにほかならない。優勝の興奮冷めやらぬ中で3人に喜びの声を聞いた。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

image子どもたちのダンスパフォーマンスが天下一に彩りを添える。

image若者たちのフリースタイルで場内に熱がこもり始める。

image大会名物の同時進行イラストレーションで“コロンビアの怪人”が徐々に姿を表す。

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