小松竜一のフットサル戦術講座 vol.4「3:1システムの攻撃 (2)パラレラ」(2013/12/27)
パラレラはフットサルの攻撃のオプションとして、常に守備側にとっては脅威となる動きの1つである。なぜなら、守備側がマンツーマンでパラレラの動きについていっても、一瞬マークが遅れただけでシュートまで持っていかれてしまうし(<図1>)、ゾーンで守ってマークを受け渡すにしても、カバーリングするまでの距離が長く、受け渡しの一瞬の遅れでシュートに持っていかれてしまう。
<図2>パラレラはパスが短いために守備側がポジション修正しにくい。
対照的な動きであるディアゴナルは、パスがボールとは逆サイドに行くため、パスが受け手に届くまでにカバーリングする時間的な余裕があるのに対して、ボールサイドの縦にパスが出るパラレラは、パスの距離が短いため守備側がポジション修正するために十分な時間を与えないのである(<図2>)。このためパラレラに対しては、マンツーマンでついていくという守備の決まり事のあるチームも多い。
パラレラのポイント
最初に、パラレラから直接シュートに行くためのポイントを整理してみる。
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