[全日本都大会準々決勝]ファイルフォックス・瀬戸真司「イタリアに比べて日本人は走りますよね。だから僕は、やです(笑)」(2013/10/28)
チーム3点目となる貴重なゴールを決めベンチに駆け寄り瀬戸。復帰第1戦はこれ以上ない結果につながった。
都大会準々決勝に臨んだファイルフォックス府中に7年ぶりに復帰すると、いきなりゴールを決めて勝利に貢献した。瀬戸真司、1985年5月8日生まれの28歳。Fリーグ・湘南ベルマーレを離れたあとイタリアセリエBホルディで多くを学んだという瀬戸は、若い選手が多いファイルに独特のリズムを与えた。試合後、複数のメディアの取材を受けた瀬戸は写真撮影を求められる度に提供を受けている「JOMA(ホマ)」のシューズを顔の高さに掲げ、写真に写ることで少しでもサポートカンパニーへのお返しになればと語った。インタビューは、そんな彼特有の、最近目にすることがなくなったスポンサーへの気遣いのことから入った。
まとめ◆デジタルピヴォ! 山下
「JOMA(ホマ)」への感謝を込めて
Pivo! 写真撮影を求められる度にサポート受けてるJOMAのシューズをそうやって掲げるの? えらいね。
瀬戸 ほんとは(今年も)イタリアへ行くことを前提にスポンサードしていただく予定だったんですけど、それがかなわなくなって。海外に行ってるってことをメリットにほんとはやっていただく予定だったんですけど、残念な結果になってしまって。ただ、それでもサポートしていただけるということで僕なりに全力で「JOMA」にせっかくサポートしていただいているんで、その感謝の気持ちを込めて、はい。でも、普通だと思いますよ。
Pivo! 最近は無償で提供受けるのが当たり前、みたいになっている。よくない傾向だ。
瀬戸 絶対にいけないですよ。そんなことあり得ないじゃないですか。(一般の人は)お金を出して買ってるものをこうしていただいているんですから。海外でも提供を受けているのはほんとトップの選手だけですよ。だから僕なんか恵まれてるんですよ。関東リーグの選手でもこうやっていただけるっていうのはすごいありがたいです。そういうところに感謝を忘れたら絶対にいけないし。この業界もやっぱ、どんどん伸びていかなきゃいけないと思うし。そのためにも盛り上げていきたいと思ってるんで。そういう契約している選手はお手本になって示していかないと絶対にいけないと思います。フットサルはなんか、イメージ的にチャラチャラしているというか、僕はそれを見ててすごい、やなんだですよ。そういわれんのもやだし。チームにはそれを伝えているし。そういうものが選手は足りないですね。
切り替えの大切さを体現したゴール
Pivo! 今日の試合を振り返ってほしい。ファイルはキャプテン三木の第2PK2本で優位に立ったが、ハーフタイムで吉成監督がいったとおり3点目をどちらがとるかでゲームの勝敗が決まるといっても過言ではない状況だった。そして、その3点目をキミがとった。あのゴールはどんな形だった?
瀬戸 ディフェンスでルーズボールを追っかけてって、うちの7番のでかい徳嶽が追ってって、そこでガチャガチャッてなったときに、(彼が)とれたんですよ。そのときに僕がカバーにいたんで多分、とるなと思って、そこからすぐに斜めに開いて、広いほうに走っていったらちょうどこぼれをトクが触って、で、もう完全に(自分のところへ)来たんです。それであとはもうキーパーと1対1、そこは冷静に流すだけだったんで。そこは狙いどおりというか。そこの攻守の切り替えというのもファイルはすごいうるさくやってるんで、そこを体現したゴールだったと思います。
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