［Fリーグ第12節］府中・GK田中俊則「勝っても４失点じゃ納得いかない。ディフェンスとの連携の部分を改善しないと」（2013/9/16）
ビッグセーブの連発で勝利を期待する1,236人の湘南サポーターを沈黙させた府中GK田中。熱戦の中でも静かなプレーぶりが印象的だった。
ホームチームの果敢なアタックとゴールをこの目で確かめたくて前後半とも府中のゴール裏で試合を見たが結果的にそれがGK田中の活躍ぶりを確認することにつながった。前半もさることながら、後半もパワープレーからシュートを連発する湘南を止めまくった。決して話し上手じゃない印象の強い田中だが自信のほどを口にした。
まとめ◆デジタルピヴォ! 山下
FPがゴール前でやれることは知れている
Pivo! ７節の神戸戦以来、１か月半ぶりの勝利の味は?
田中 いやあ、勝ったけど後味の悪い試合ですね。４失点ですから。
Pivo! 確かに４失点した。でも、相手パワープレーからの３失点、これはキミの責任とばかりはいえない。
田中 ま、そうですけど。ディフェンスとの連携の部分でもパワープレーの改善点はまだまだあるかなと。
Pivo! あの火事場のような大騒ぎのパワープレーを受けてる最中に連携を考えなければいけない?
田中 そうですね、やっぱり、通さないところの確認ができればいくらこっちが４人で相手が５人でも守れると思うんで。そこで相手がボールも動かす、人も動く中で、声を出して連携して連動していけばもっと守れたかなと思います。
Pivo! 逆サイドに速いパスで振られてダイレクトも含めてファーにシュートパスを打たれたが、その中で３、４本は止めていた。
田中 そうですね。ま、でも、前半の１点目（湘南、今井のゴール）とかは完璧に全員が右に振られて左ドフリーで打たれたんで、あそこはやっぱ、僕が見てなきゃいけないし、誰か気づいて声かけてやるべきだったかなと思います。後半のボラのシュート（湘南２点目）は、相手の右サイドに僕が出たので、中にいるディフェンスはボラについてほしかったんですけど、ゴールに入っちゃったんで、ボラが１人フリーで入っちゃった。あそこは僕が出たことによってディフェンスはボラについてほしかったというのはあります。ゴレイロが前に出たら中に選手がいるんだったら人につかないと。フィールドプレーヤーがゴール（前）に入ってもやれることは知れてるんですね。人についていくしかないんです。
「人についていかなかったための失点」と田中を嘆かせたボラのシュートシーン。リーグ得点王にスペースを与えてはいけない。
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