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[Fリーグ オーシャンアリーナカップM4]フウガ・須賀監督「うちの太見と相手チームの(稲葉)洸太郎はとてつもない選手、心から拍手を贈った」(2013/8/27)

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試合前の集合写真撮影のときに必ず選手と一緒にカメラの前に立つ須賀監督。選手との距離がもっとも近い監督かもしれない。

 

1回戦第4試合のバルドラール浦安との手に汗握る戦い。前半に1点を失い0-1となった場面でフウガはタイムアウトをとった。さらに1-2と1点差に迫り相手がタイムアウトをとった。いずれのときも監督の須賀は選手に「ラッキー!」を強調したという。「相手は強いチーム、もっと失点しててもおかしくない、このスコアならラッキー!」と。その場の空気を読んで発した言葉だろうが、ピッチで戦う選手たちのメンタル面の大事さをよく把握している人ならではの言葉だ。その言葉に癒され、励まされた選手たちは再び戦いの場に戻り、格上のチームに逆転勝ちする。監督は何のためにベンチにいるのか。そのことを学ばせてくれるコメントの数々を…。

 

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

メンタルの部分でどれだけ戦えるか

 

Pivo! 前半11分、0-1になった後、キミがタイムアウトをとった。あのときがその後の流れを決める大きな意味を持つタイムアウトになったのかなと見たが、どうか。というのは、さらに1点を失い0-2になったが、フウガはその後に2点を返すが、その持ち前の攻撃の形というものを思い出せと、あのタイムアウトで気合いを入れたのではないかと見ているのだが。

須賀 いや、個人的には0-1というのは妥当なスコアだと。やっぱり相手がすばらしくて、0-1というスコアはそんなに悲観するようなことはないんじゃない、っていう話をして、まず自分たちがしっかりやれることをやろうという指示をしました。で、(この時点では)自分たちの悪いところと相手のいいところを認めて、もう一回ゲームに入りなおうそうというタイムアウトでしたね。2個目のタイムアウトは1-2で帰ってきたんですけど、このタイムアウトはどっちがとったんでしたっけ?

 

Pivo! (取材メモを確認して)浦安だね。

須賀 そうでしたっけ。ちょうどとりたいと思っているときでした。このときの気持ちでは正直、2-4くらいのスコアじゃない? っていう話をして。

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