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[Fリーグ第27節 アグレミーナ浜松コメント]「最初からいるチームとの5年の差がリーグ終盤は3年とか2年に縮まったかなと」(前田監督)

リーグ終盤にチームの成長を見せたアグレミーナ浜松。全日本選手権でその成長を結果へとつなげるか。

 

 

Fリーグ2012 powered by ウイダーinゼリー第27節

府中アスレティックFC 2-1 アグレミーナ浜松

2013年1月26日(土) 17:00KICKOFF

観客数:1,285人

 

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

 

府中戦終了後に開かれた監督会見。ひとりで姿を現したアグレミーナの前田監督は、最下位という結果に低い、つぶやくような声での語り口となったが、肩の荷が下りたのだろうか、しだいに今季のこと、来季のことを雄弁に語りだした。

 

府中戦後の監督会見に臨んだアグレミーナの前田監督。「3月の全日本選手権はまだ僕が監督として続くと思いますから、それまでにさらなるレベルアップのためのトレーニング法を修正して、次の人にバトンを渡したい」。

 

 

■監督会見

前田健一(アグレミーナ浜松監督)

来季残る選手たちの奮起に期待したい

「(この最終節の府中戦を)「いいゲームだった」といってくれる人もいましたが、我々にとっては勝てないゲームはいいゲームではないので、これがほんとに次につながるようにですね、頑張りたいと思います。ただ、結果、最下位でしたけれどもプレーオフがかかっているチームとのずうっと連戦になりまして(24節・北海道、25節・浦安、26節・神戸、27節・府中/4戦全敗)、注目されながら試合を行えたいうことはわたしたちにとってはすごくいい経験だったと思いますし、この経験が間違いなく来シーズン、もしくは3月から始まる全日本選手権に向けてわたしたちの力になるのではないかなというふうに思っています。

今日の試合を簡単に振り返りますと、前半わたしたちが1-0で折り返すというところはプランどおりだったということでですね、そこまではいいゲームができていたと思います。ただ、後半になってプレーオフに進出したい府中さん、そしてどうしても勝ち点3が欲しいわたしたちでしたが、わたしたちの今のゲームのスタイルで縦をうまく使ってとか中をうまく使ってとかがですね、前半できていたものが後半できなくなったことによって少しずつリズムが崩れてこういう結果になってしまったのではないかなというふうに思います。

全体的にいえばやはり前の選手の動き出しとボールのタメのなさというところがですね、ま、オマー以外にはちょっとなくて攻撃陣に関していえば少しボールが足元についていない部分があったので、そのへんは個人の問題だと思いますし、これからFリーグの舞台で戦うためにはそういうとろこがきちんとできないと通用しないのではないかというふうに思います。個人個人が自覚していただければアグレミーナ全体がさらにもっといいゲームができるようになるのではないかなというふうに思います。

年間、すごい失点をしてしまってですね(137失点はリーグダントツの数字。これに9位・湘南114、8位・町田88と続いた)、大変申し訳なかったですけども、わたしたちがやり遂げたいフットサルを目指すためには仕方のないことだったので、ま、それがあって今があると思ってますから後悔はしておりません。大分ボールもつなげるようになりましたし、ゲームの主導権を握る時間帯もあったと思いますので、ほんとにこれから、来シーズン、さらにアグレミーナに残る選手たちが奮起してくれることを期待して終わりとさせていただきたいと思います。ありがとうございました。

 

 

■質疑応答

経験豊富な外国人監督に底上げしてほしかった

Q 来季のチーム構想についてわかっている範囲で話してほしい。

前田 そうですね、僕は最初から(監督候補のブラジル人)ゼゴ氏が来るということでそれに向けてサポートする予定だったものが代行という形、ま、代行という形がFリーグでは認められていないので、ライセンスを持っている僕が(監督に就任)ということになりましたけど、やはり僕は地域のためにですね、1人のすばらしい選手を呼ぶよりもすばらしい指導者を呼んで静岡だとか、例えばチーム全体だとかというところのいろいろな底上げになるのではないかなというふうに思って、外国人指導者の獲得をクラブに求めていたんですが、残念ながら2人目のルシアーノもうまくいかなかったりだとか、残念なことが続いて最後まで僕という形にはなってしまいましたが、ま、当然クラブを立ち上げた者の責任もありますし、アグレミーナ浜松が将来的にこういうフットサルをしたいんだというベースをつくらなければいけないという仕事は当然僕にあったと思いますので、最初はベースづくり、そこから少しずつと思っていたんですが、僕にはまだベースをつくる力しかなかったという、それが現状なのかなというふうに思っています。

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