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【全日本女子フットサル選手権総括】浦安のパーフェクト、アルコの魂

3/4(金)〜6(日)に開催された第18回全日本女子フットサル選手権はバルドラール浦安ラス・ボニータスの2年ぶり2回目の優勝で幕を閉じた。今回から開催時期が11月から3月へと変更。開催地は昨年同様帯広で開催される事となった。しかし大会前に残念な知らせが。エスポラーダ北海道イルネーヴェにて男子チームも含めてクラブチーム内に複数の新型コロナ感染症陽性者が確認できたとの事で、この大会への出場辞退を発表。更に大会に出場するはずで現地帯広まで来ていたものの、当日の抗原検査で陽性反応が出てしまったとの事でAICJ高校が出場を棄権。特に当日に棄権となったAICJ高校については、トリムカップ広島県女子選抜の優勝の原動力となったチームだっただけに、出場チームからも「見てみたかった」という声が。この棄権については別途取材を行っている為、どのような事があったのか、詳細を報じる予定。

開催した3月上旬、この時期の北海道はまだまだ雪深い季節。ほとんどのチームが飛行機を使い、プラスアルファで列車、バス等を併用して帯広へ向かう予定となっていた。帯広は北海道内でも雪の少ない地域とは言われているものの、筆者の乗った飛行機が飛び立つ際に以下の機内アナウンスが。

「現地の天候によって、着陸できない場合は東京に折り返す事となります。」

最悪の想定はしたものの、帯広の天候は回復し、無事に着陸に成功。札幌着の飛行機も軒並み着陸できたようで、辞退、棄権を除いた14チームは初日の試合を迎える事ができた。

 

最初に書くべきはやはり優勝したバルドラール浦安ラス・ボニータスについて。14名のフットサル日本女子代表での活動経験がある選手が在籍する、充実した戦力を持つチームの戦い方は意外にも慎重なものだった。

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