裏PANNA-FUTSAL

【コラム】関東フットサル連盟の「アスリートファースト」そして今シーズンと来シーズンについての解説

前々回「関東フットサルリーグ再開についてのリリースによる影響」の記事を掲載しました。

【コラム】関東フットサルリーグ再開についてのリリースによる影響

多くの反響があったのですが、しばらくして記事中にリンクし、引用したリリースが消えている事に気付きました。文面は引用コピーしてあったので意味が分からなくなるという事はありませんでしたが、「あれ?何かあるのかな」そう思っていたところ、10/1に「2021年度関東フットサルリーグ参入戦(2部・女子)について」というリリースがありました。

(以下引用)

平素は本連盟の事業に格別のご支援・ご協力をいただき誠にありがとうございます。

9月12日に2021年度の関東リーグのあり方について通達しました。

その中で、今年度は関東参入戦を行わないとしましたが、関東各都県のリーグ戦実施状況並びに関東リーグの進捗状況を鑑み、再考することが望ましいと判断し、改めて参入戦の実施に向けて再度検討し理事会にて承認されましたのでご報告致します。

参入チーム数
①関東2部参入戦:関東 2 部リーグへの参入チーム数は2チームとする。
②関東女子参入戦:関東女子リーグへの参入チーム数は1チームとする。

参入戦を実施するにあたり、下記の通りに変更する。
①関東2部から1部リーグへの昇格について、2部優勝チームは1部リーグへ自動昇格とする。
②2022年度の関東リーグのチーム構成(案)
*関東1部・・11チーム 「現10チーム+2部優勝の1チーム」

*関東2部・・14チーム 「現13チーム-1部へ1チーム+参入戦から2チーム」

*関東女子・・12チーム 「現11チーム+参入戦から1チーム」
③2022年度のリーグ形式は、各リーグ運営委員会にて別途協議する。
④2023年度以降のリーグのチーム構成(チーム数)は、関東フットサル連盟にて別途協議する。

末筆となりますが、混乱をきたす情報発信となり申し訳ございませんでした。

2021年10月1日
関東フットサル連盟

(引用ここまで)関東フットサル連盟HPより(https://kanto-futsal.com/archives/1701

 

自分の感想としては、「納得性の高い、良い形に変更されたのではないか」と感じています。「発表は拙速であり、混乱が起きないようにすべきだったのではないか」という意見もありますが、運営に携わる方々はそれぞれが自分の仕事を持っていてのリーグ運営。新型コロナ感染症が継続している中、様々なガイドラインの遵守だったり、クラスター発生による対策強化等、例年とは違うリーグ運営をしている中で、完璧にこなす事は難しい事だという事は理解できると思います。その中で、真摯に意見を聞いて、結果的にアスリートファーストとなる形式に導いたのではないかと高く評価しています。更に文中に「末筆となりますが、混乱をきたす情報発信となり申し訳ございませんでした。」という一文、企業では当たり前の事なのかもしれませんが、経過を説明し、謝罪を行っている事は非常にすばらしい点だと思っています。地域リーグ等では関係者は知っているものの、「どんな経緯でこの決定になったの?」という事が時々あります。「あれ、チーム数が減っている」「今季からこのチームがリーグに参加するんだ」「いつの間にか日程変更になってた」等々・・・。そういう意味では透明性が高く、経緯の説明をHP等で確認する事ができる事は、取材する方としても、そしてサポーターやファンの方々にとっても非常にありがたい事です。昨今スポーツ団体では組織の硬直化等が見られ、独断的で説明責任も果たしていないスポーツ団体が時々表面化される事を考えれば非常に評価できるのではないかと考えています。

それでは具体的にどう変更になったの?という事を女子リーグへの影響の観点から解説していきたいと思います。まず最初に変わらない点も伝えておきましょう。リーグ戦は残っている日程で行われる」「順位はつけるが降格はない」「FUTSAL地域女子CLの出場チームは昨年度優勝シュートアニージャと準優勝のFUSIONが出場という点。ここは前回のリリースから変更はされていません。その上で変更点について書いていきたいと思います。

(残り 1796文字/全文: 3562文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ