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無料記事:【取材日記】全日本女子フットサル選手権の大会方式について考える

11/10(金)〜12(日)に行われている全日本女子フットサル選手権は今年も北海道札幌市の北海きたえ〜るで行われています。当たり前ですが、やはり北海道は寒いですね・・・。取材中、会場内は暖かいのですが、試合が終わって駅からホテルに戻るまでの道のり、決して長くはないのですが、手がかじかみます。手袋持っていって良かった!

さて昨年との大きな違いは1次ラウンド(予選リーグ)の日程。今まで1日目、2日目に12試合ずつ分けて開催されていました。昨年までは4グループA,B,C,Dの内、グループA,Bが1日目に2試合戦い、C,Dが2日目に2試合という分け方でしたが、今年は1日目に16試合を開催。全てのチームが1日目に2試合を戦う事になりました。昨年までの方式ですと、グループによって疲労度の差が出るという事もあり、そういった意見を取り入れての採用だったかもしれません。これによって2日目の試合が軽減される事で日曜日の準決勝、決勝の為のリカバリーに充てる事ができるというメリットも。ただその分、取材する側としては1日2面16試合は初体験。両面の試合の集合写真を撮影に飛び回り、2面を均等に撮影。初日を終えた時点で結構ヘロヘロです。

その分2日目は8試合のみで、だいたい15時までには試合が終了する予定です。その後に同会場において指導者講習のJFAフットサルリフレッシュ研修会「アジアインドア・マーシャルアーツゲームズ日本女子代表報告」が行われます。講師はフットサル日本女子代表伊藤雅範監督。多くの指導者が集まる事もあり、良いタイミングだったのかもしれません。たまたま時間が空いたからその時間に講習会を開催するのか、その為にスケジュールを詰めたのかはわかりませんが、意義のある講習会になると良いなと思います。

さて、もう一度予選リーグの話しに戻します。全日本女子フットサル選手権の予選リーグは従前より前後半12分で行われています。以前はともかく、現在では地域リーグも20分ハーフで行われる地域が増え、都道府県リーグでも12分で行われている事は少なく、この大会でしか味わえないレギュレーションとなっています。場合によっては普段行っているフットサルとは違うアプローチが必要となる可能性もあり、そろそろ日本一を決めるこの大会でも予選リーグをせめて15分で行う事を検討していただけないかなと感じています。あるいは、12分であれば、各予選リーグの2位まで決勝トーナメントに進めるようにして、2日目の空いた時間に準々決勝を行うという手もあります。そうすれば今回のようにアルコイリス神戸と福井丸岡ラックが同組になっても、2位で決勝トーナメントに進出できるという事ができるようになります。抽選の気まぐれで強豪が予選リーグで潰し合うのではなく、よりレベルの高い試合が多く見る事ができる、そんな大会になって欲しいと思います。確かに選手の疲労度は増してしまうかもしれませんが、FUTSAL地域女子チャンピオンズリーグでは20分ハーフの試合を5試合行っている事を考えると、試合時間や大会方式の変更は是非検討していただきたいと思います。

個人的には大会方式が変更になる事で取材時間は増えるかもしれませんが、より注目され、女子フットサルの強化、発展の為になるのであれば、喜んで取材したいと思います!

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